6月 (June) いよいよ初夏を迎える季節、梅雨の始まりです。
この時季、日本列島は前線の影響を受け、長雨が降りやすくなります。いわゆる『梅雨』の訪れです。気温や湿度が上がり不快指数が高くなります。食べ物などもいたみやすくなり食中毒などへの注意も必要です。
本月は衣替えの月。以前は6月1日を機に学生も社会人も夏物に着替えていましたが、最近ではエアコンの普及が進み、昔ほど強く意識されていないようです。しかし和服に関しては現在でもこの習慣が守られているようです。15日は父の日(祖父の日)、母の日と比べ陰の薄い父の日。子供が小学生までの家庭の行事という傾向は簡単には変えられませんが、その祖父まで対象者に含めることでこの日の意義も変わってくるでしょう。21日は夏至、一年中で一番昼が長い日。また

これから初夏を迎え、野菜・果物とも美味しい時期となります。とくにこの時季のお薦め商品としては「梅・とうもろこし・さくらんぼ・びわ・メロン・すいか」などがあります。どうぞ初夏の味覚をぞんぶんにお楽しみください。
5月 (May) いよいよ新緑の季節、ゴールデンウィークの始まりです。
5月 (May)。和風月名は皐月・建午月など。田植えが盛んに行われることから、早苗(さなえ)を植える月ということで早苗月からサツキとなり後に漢字が当てはめられたと言われています。
いよいよ「新緑」の季節の訪れです。植物は薄い緑から濃い緑色へと変化し、生命が生き生きと育っているのを実感する季節。とくに山菜や野菜が充実している季節で、新鮮な味を楽しむことができます。
また5月はゴールデンウィークの真っ只中で幕を開け、国内外の旅行に始まり、アウトドアなどの行楽に出かけたり、先月より大々的に開催されている「大阪・関西万博」や各種イベントへの参加、運動会や遠足なども開催されるなど、快適な気候の中で人々が活発に動き出す月でもあります。
(左上の写真はいわき市の花「つつじ」です。いわき市内にはつつじで有名な公園や野生の群落がたくさんあり種々なる色彩の花が咲き誇ります。今月がちょうど見頃です。)
端午の節句 |
端午(たんご)の節句の歴史は古く、その起源は奈良時代からと伝えられております。
端午というのは、月の初めの午(うま)の日という意味の言葉です。それが午(ご)と五(ご)の音が同じなので、毎月5日を指すようになり、やがて五の重なる五月五日のことになったとも伝えられています。端午の節句には鯉のぼりを立てたり武者具(兜)などを飾ったりし、男児の健やかな成長を祈りますが、この行事は中国から伝来した習わしです。中国ではこの日に菖蒲酒を飲むなどして、邪気を払う行事が行われていました。日本においては五月という月が「物忌み(ものいみ)月」(田植えを間近に控え、身体を清める月)であったことから、邪気を払うために菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯に入ったりしました。菖蒲の香気が邪気を払うといわれ、魔除(まよけ)の薬草とされていたからです。またこの菖蒲が「尚武(しょうぶ)」と同音であることから、武家では男子のお祝いとして甲冑や刀などを飾り勇ましく成長することを祈ったのです。 また鯉のぼりは、滝をさかのぼる力強い鯉にあやかったもので、子供の立身出世を願う飾りでもあるようです。現在は『子供の日』として、男女を問わず子供の成長と幸福を祈ります。
4月 (April) いよいよ新しい年度の始まりです。
4月の和風月名は卯月(うづき)。 卯(う)の花が咲く月という「卯の花月」が詰まったと言われています。また田植えをする植月(うえづき)の略という一説もあるようです。
4月は進級・進学・就職・転勤・移動、そしてそれに伴う転居などなにかと生活環境の変わる時期でもあります。
外は桜の花もほころび、春真っ盛りといった雰囲気。前半は楽しいお花見となるでしょう。またこれから初夏に向けて気温が上昇していき、後半には春の遠足、ゴールデンウィークなども控えており、うららかな陽気に誘われて外出する機会も増えるでしょう。
いよいよ春本番。野菜もフルーツもますます美味しくなってきます。ぜひ皆さまこの時季、旬の味覚をたくさんお召し上がりください。
3月(March)和風月名は弥生(やよい)。春がもうすぐです。
3月 (March)・和風月名は弥生(やよい)。
草木がいよいよ生い茂る月という意味の「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」のことばが詰まって「やよひ」となったと言われています。ほかに花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月(はなみづき)、夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき)、暮春(ぼしゅん)などの別名もあります。
今月は上旬の桃の節句、中旬の春彼岸の入り、下旬の春分の日と、一歩一歩確実に春に近づいていきます。そのほか18日から13日間(雨天順延。準々決勝翌日と準決勝翌日の休養日2日含む)、にかけ、第97回春の選抜高校野球大会も始まります。
さらに今月は送別会や卒業式などお別れの時期、入園・入学・入社・転勤など新しい環境へ踏み出す時期でもあり、引越しや新生活の準備、会社では年度末や決算期を迎える月でもあります。
何かとお忙しいこのような時季にホッと一息。春を告げる美味しい野菜・フルーツが豊富に出回っておりますので春の味覚をご堪能ください。またお彼岸のご進物やご贈答などにも旬の野菜・フルーツがたいへん喜ばれるものと思います。是非ご利用ください。
2月 (February) 和風月名は如月(きさらぎ)。
2月(February)・和風月名は如月(きさらぎ)。
月明け早々2日には節分、3日には立春「春立つ日」を迎えます。
春が始まったとは言ってもまだ寒さが残っており、衣(キヌ)を更に重ね着することから「衣更着」(キサラギ)となり、後に如月という漢字を当てはめたと言われております。
本月は2日の節分・豆まき、14日には聖バレンタインデーと言った馴染み深いイベントや、来月初めにはひな祭りなども待ち受けております。
そのほか本月は受験も終盤を迎え、進学先が決定しホッと一安心なされたご家庭もあることでしょう。
寒冷のこの時季、風邪などひかないよう健康保持に、また合格の祝いごとや贈答用などにも今が旬の美味しい「野菜・フルーツ」をたくさんお召し上がりください。
1月(January)和風月名は睦月(むつき)、令和7年スタートです。
1月(January)。和風月名は睦月(むつき)。
その由来はいろいろありますが室町や鎌倉時代の文献に「正月」は身分も上下無く、老いも若きも互いに往来し、拝賀し、親族一同が新年の良き日を祝うという「睦び月」(ムツビツキ)がムツキになった」という説がもっとも有力な説です。
正月は一年の最初の月、また新年の祝い、行事も指します。「正」が年の初め、年の改まる意味があるとされています。かなり昔は盃蘭盆と同調し半年ごとに先祖の魂を迎えて祭る行事とされていました。仏教が浸透しはじめると盃蘭盆は先祖供養の仏教行事、そして正月は、歳神様を迎え、新年の豊作と家内安泰を祈る月として執り行われるようになったということです。
さて、いわき市中央卸売市場は本月5日より初市式(初荷)で新年をスタートします。5日は二十四節気の一つ、小寒を迎えます。これより寒の入り、これから節分までの期間が「寒」です。7日はおせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補給するため「七草粥」を食べる習わしがあります。中旬には大人の仲間入りの成人式、下旬頃には大寒を迎え、また受験生にとっては大事な大学入学共通テストや受験などもあり、ご家庭でも何かと忙しい月でもありますね。
このような時季には美味しくまた栄養もある野菜・フルーツをたくさん食べ寒さや風邪など吹き飛ばしてください。とくに今年はいろいろな野菜・フルーツともに冬の味覚として抜群によく仕上がっております。最後に本年も昨年同様、格別のお引立てを賜りますよう、いわき市中央卸売市場『株式会社 平 果』をどうぞよろしくお願いいたします。
昔から正月7日は春の七草を食べるならわしとなっています。
そこで春の七草に関する特集ページを作成しています。ぜひこちらをクリックしてください。
12月(December)和風月名は師走、いよいよ本年も終わりです。
12月(December)。和風月名は師走(しわす)。
師走とは当て字で、師匠の僧がお経をあげるために東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」。また年が果てる意味の「年果つ(としはつ)」が変化したという説や、四季の果てる月を意味する「四極(しはつ)」。また一年の最後になし終える意味の「為果つ(しはつ)」からという説などがあります。
冬の気配も深まり、木枯らしも吹きすさぶ季節となります。朝夕には池や川に氷を見るようになり、大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。大雪が過ぎると北風が吹き始め、急に寒さが増します。今年最後のこの月は歳末売り出し、お歳暮、クリスマス、大掃除、お正月の準備など何かと忙しくなる時季、とくに暖かいものが恋しい季節となってきます。
このようなときには美味しい野菜・フルーツでお過ごしください。
特にこの月のお奨め商品としては鍋物などには欠かせないはくさい・ねぎ・さといも、きのこ類など。また冬至かぼちゃ・ゆず湯・焼き芋なども美味しいですね。
フルーツ類では甘い温州みかん・蜜のしっかり入ったふじりんご・一足早く春の香りのいちご・柿など、野菜・果実とも豊富に出回ります。どうぞこの機会に冬の味覚を存分にお楽しみください。またお歳暮などご進物にもぜひ旬の野菜・フルーツをご利用ください。
11月(November)和風月名は霜月(しもつき)、秋も終盤です。

11月(November)。和風月名は霜月(しもつき)。
霜が降りる月から来ているというのが定説です。新嘗祭(収穫感謝祭)で、その年に収穫されたものを皆で食すことから「食物月(おしものつき)」の略だと言う説もあります。
まわりの山々はもちろん町中でも紅葉が見られ、秋も終盤。木々の葉が色付きはじめ、植物は今年最後の華やかさを見せてくれます。
前半は穏やかな小春日和が続き、立冬のころから朝夕冷え込んできて、日脚が短くなってきます。暦の上ではもう冬(立冬)。日、一日と冬の気配が濃くなってゆき、とくに暖かいものの恋しい季節となってくるでしょう。中旬にはこどもの成長を祝う七五三、下旬には勤労感謝の日、また日本には古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があり、収穫物に感謝する大事な行事として地域によっては新嘗祭などもあるでしょう。
10月 (October) 収穫の秋、食欲の秋などいよいよ秋本番の月です。

な話し合いをするため、毎年10月に出雲国に集まるので、各地の神様が留守になることから「神無月」といわれるようになった説が有力であります(神様が集まる出雲国だけは「神在月」と呼ばれています)。また雷の鳴らない「雷無し月」、その年に収穫した新しいお米で酒を醸し造る「醸成月」とする説もあります。
木の葉がきれいに色づき始め、急に秋の気配が漂い始めるこの季節、収穫の秋や食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋などの言葉があるように10月はさまざまなイベントや味覚を楽しめる時季でもあります。
本月8日は二十四節気のひとつ寒露。旧暦九月戌(いぬ)の月の正節で、朝露を踏むと一段と冷たく秋が深まり行く時季となります。また20日は秋土用入、23日は霜降(そうこう)。朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめるころ。露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてくる時季となります。

いろいろ楽しみのある秋の夜長は美味しい野菜・フルーツでお過ごしください。
とくにこの月のお奨め商品としては「秋なす・かんしょ」。また芋煮会などに使う「さといも・はくさい・ねぎ・きのこ類」も美味しいです。秋のフルーツとしては「梨・ぶどう・りんご・みかん・栗・柿」など、野菜・果実とも豊富に出回ります。どうぞこの機会に秋の味覚を存分にお楽しみください。
9月 (September) 夏から秋への季節の変わり目、十五夜、彼岸の月です。
9月(September)。和風月名は長月(ながつき)。
9月は日が次第に短くなり、夜が長くなっていく時期なので秋の夜長、夜長月の略だと言われています。秋も次第に深まり、夜の時間が長くなってくると恋する人は朝が来るのが待ち遠しく、夜が長く感じられるから「夜が長い月」となった説(拾遺和歌集)や「稲刈月(いなかりづき)」の上下を略して「なが月」となったという説(賀茂真淵明)もあります。そのほか菊月、朽月とも言います。
朝夕はしのぎやすくなってきますが、前半はまだ夏の暑さが残り、日中の暑さは厳しいものがあります。季節の境目でもあり、台風も訪れるなど天候不順の月。6月よりも雨の日が多く、一雨ごとに秋が深まって行きます。夜になると涼しく蝉の鳴き声も衰えを見せ始め、秋の気配がいやおうなしに身にしみて感じられます。
さて、当月は連休もあり、16日は敬老の日、19日は彼岸の入り、22日が彼岸の中日(秋分の日)、25日が彼岸明けとなります。また9月17日は十五夜・仲秋の名月(別名芋名月)を迎えます。
当月は秋色も一段と色濃くなってくるとともにまた夏の疲れも出てくる月でもあります。
このような時季には美味しい野菜・フルーツで秋の夜長をお過ごしください。
特にこの月のお奨め商品として野菜ではなす・とうもろこし、お月見(十五夜)のお供えなどにかんしょ・えだまめなど、フルーツではなし・ぶどう・みかん・桃、さらに柿なども出回り始める月です。どうぞ秋の味覚を存分にお楽しみください。またお彼岸のご贈答などにもぜひご利用ください。