12月(December)和風月名は師走、いよいよ本年も終わりです。
12月(December)。和風月名は師走(しわす)。
師走とは当て字で、師匠の僧がお経をあげるために東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」。また年が果てる意味の「年果つ(としはつ)」が変化したという説や、四季の果てる月を意味する「四極(しはつ)」。また一年の最後になし終える意味の「為果つ(しはつ)」からという説などがあります。
冬の気配も深まり、木枯らしも吹きすさぶ季節となります。朝夕には池や川に氷を見るようになり、大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。大雪が過ぎると北風が吹き始め、急に寒さが増します。今年最後のこの月は歳末売り出し、お歳暮、クリスマス、大掃除、お正月の準備など何かと忙しくなる時季、とくに暖かいものが恋しい季節となってきます。
このようなときには美味しい野菜・フルーツでお過ごしください。
特にこの月のお奨め商品としては鍋物などには欠かせないはくさい・ねぎ・さといも、きのこ類など。また冬至かぼちゃ・ゆず湯・焼き芋なども美味しいですね。
フルーツ類では甘い温州みかん・蜜のしっかり入ったふじりんご・一足早く春の香りのいちご・柿など、野菜・果実とも豊富に出回ります。どうぞこの機会に冬の味覚を存分にお楽しみください。またお歳暮などご進物にもぜひ旬の野菜・フルーツをご利用ください。
11月(November)和風月名は霜月(しもつき)、秋も終盤です。
11月(November)。和風月名は霜月(しもつき)。
霜が降りる月から来ているというのが定説です。新嘗祭(収穫感謝祭)で、その年に収穫されたものを皆で食すことから「食物月(おしものつき)」の略だと言う説もあります。
まわりの山々はもちろん町中でも紅葉が見られ、秋も終盤。木々の葉が色付きはじめ、植物は今年最後の華やかさを見せてくれます。
前半は穏やかな小春日和が続き、立冬のころから朝夕冷え込んできて、日脚が短くなってきます。暦の上ではもう冬(立冬)。日、一日と冬の気配が濃くなってゆき、とくに暖かいものの恋しい季節となってくるでしょう。中旬にはこどもの成長を祝う七五三、下旬には勤労感謝の日、また日本には古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があり、収穫物に感謝する大事な行事として地域によっては新嘗祭などもあるでしょう。
10月 (October) 収穫の秋、食欲の秋などいよいよ秋本番の月です。
な話し合いをするため、毎年10月に出雲国に集まるので、各地の神様が留守になることから「神無月」といわれるようになった説が有力であります(神様が集まる出雲国だけは「神在月」と呼ばれています)。また雷の鳴らない「雷無し月」、その年に収穫した新しいお米で酒を醸し造る「醸成月」とする説もあります。
木の葉がきれいに色づき始め、急に秋の気配が漂い始めるこの季節、収穫の秋や食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋などの言葉があるように10月はさまざまなイベントや味覚を楽しめる時季でもあります。
本月8日は二十四節気のひとつ寒露。旧暦九月戌(いぬ)の月の正節で、朝露を踏むと一段と冷たく秋が深まり行く時季となります。また20日は秋土用入、23日は霜降(そうこう)。朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめるころ。露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてくる時季となります。
月末にはハロウィンの日が待っています。ハロウィンとは万聖節(11月1日、諸聖人の祝日)の前夜祭にあたる行事のことで、もともとは2000年以上昔のケルト人の宗教的行事がキリスト教に取り入れられたと言われています。日本のお盆のようなもので、過去に亡くなった人がこの日にはよみがえると考えられており、仏教徒の多い日本ではありますが、仮装したり、お菓子をもらったりと、最近では大人や子供たちにとって楽しめるイベントの一つとなっております。
いろいろ楽しみのある秋の夜長は美味しい野菜・フルーツでお過ごしください。
とくにこの月のお奨め商品としては「秋なす・かんしょ」。また芋煮会などに使う「さといも・はくさい・ねぎ・きのこ類」も美味しいです。秋のフルーツとしては「梨・ぶどう・りんご・みかん・栗・柿」など、野菜・果実とも豊富に出回ります。どうぞこの機会に秋の味覚を存分にお楽しみください。
9月 (September) 夏から秋への季節の変わり目、十五夜、彼岸の月です。
9月(September)。和風月名は長月(ながつき)。
9月は日が次第に短くなり、夜が長くなっていく時期なので秋の夜長、夜長月の略だと言われています。秋も次第に深まり、夜の時間が長くなってくると恋する人は朝が来るのが待ち遠しく、夜が長く感じられるから「夜が長い月」となった説(拾遺和歌集)や「稲刈月(いなかりづき)」の上下を略して「なが月」となったという説(賀茂真淵明)もあります。そのほか菊月、朽月とも言います。
朝夕はしのぎやすくなってきますが、前半はまだ夏の暑さが残り、日中の暑さは厳しいものがあります。季節の境目でもあり、台風も訪れるなど天候不順の月。6月よりも雨の日が多く、一雨ごとに秋が深まって行きます。夜になると涼しく蝉の鳴き声も衰えを見せ始め、秋の気配がいやおうなしに身にしみて感じられます。
さて、当月は連休もあり、16日は敬老の日、19日は彼岸の入り、22日が彼岸の中日(秋分の日)、25日が彼岸明けとなります。また9月17日は十五夜・仲秋の名月(別名芋名月)を迎えます。
当月は秋色も一段と色濃くなってくるとともにまた夏の疲れも出てくる月でもあります。
このような時季には美味しい野菜・フルーツで秋の夜長をお過ごしください。
特にこの月のお奨め商品として野菜ではなす・とうもろこし、お月見(十五夜)のお供えなどにかんしょ・えだまめなど、フルーツではなし・ぶどう・みかん・桃、さらに柿なども出回り始める月です。どうぞ秋の味覚を存分にお楽しみください。またお彼岸のご贈答などにもぜひご利用ください。
7月 (July) いよいよ夏本番、熱い夏がやってきます。
7月(July)。和風月名は、文月(ふみづき)、七夜月、愛逢月な文月は稲の「穂含月(ほふみつき)」の略という説もあります。そろそろ梅雨も明け、本格的に暑い暑い夏がやってきます。
とくに梅雨明けは温度が急激に変わりやすく、蒸し暑くなり、服装や嗜好、行動なども変化してきます。今までは夏のイベントが新型コロナウイルス感染防止のため中止となっていましたが、今年は今のところ実施する方向で進んでいます。当月は海開きや山開きなどが行なわれ、海水浴客や登山者で賑わい、下旬には子供たちは夏休みに入り夏の行楽シーズン真っ盛りになります。地域によっては七夕という代表的な行事もあり、いわき市でも恒例の海開きやいわき港まつり、花火大会、いわき七夕、市内各地域で開催するいわき踊りなど楽しみな夏祭りのシーズンを迎える月となります。
これから真夏を迎え、野菜・果物ともほんとうに美味しい時季となります。とくにお勧めしたい商品として野菜では「とうもろこし・えだまめ・かぼちゃ」など、フルーツでは「もも、メロン・すいか・ぶどう」など夏果実がたくさん出回ります。この機会にどうぞ夏の味覚をぞんぶんにお楽しみください。またお中元などご贈答にもぜひご利用ください。
■7月27日/すいかの日すいかの縦縞模様を綱にたとえ、27を「つ(2)な(7)」と読む語呂合わせから記念日に定められました。現在のすいかは緑の地に黒い縞模様が一般的ですがこのような品種が広まったのは昭和初期以降で、それまでは黒、無地皮でした。
6月 (June) いよいよ初夏を迎える季節、梅雨の始まりです。
この時季、日本列島は前線の影響を受け、長雨が降りやすくなります。いわゆる『梅雨』の訪れです。気温や湿度が上がり不快指数が高くなります。食べ物などもいたみやすくなり食中毒などへの注意も必要です。
本月は衣替えの月。以前は6月1日を機に学生も社会人も夏物に着替えていましたが、最近ではエアコンの普及が進み、昔ほど強く意識されていないようです。しかし和服に関しては現在でもこの習慣が守られているようです。16日は父の日(祖父の日)、母の日と比べ陰の薄い父の日。子供が小学生までの家庭の行事という傾向は簡単には変えられませんが、その祖父まで対象者に含めることでこの日の意義も変わってくるでしょう。21日は夏至、一年中で一番昼が長い日。また6月は結婚する花嫁さんが幸せになれるという「ジューン・ブライド」の言い伝えにあやかり、結婚式の多い月でもあります。
これから初夏を迎え、野菜・果物とも美味しい時期となります。とくにこの時季のお薦め商品としては「梅・とうもろこし・さくらんぼ・びわ・メロン・すいか」などがあります。どうぞ初夏の味覚をぞんぶんにお楽しみください。
4月 (April) いよいよ新しい年度の始まりです。
4月の和風月名は卯月(うづき)。 卯(う)の花が咲く月という「卯の花月」が詰まったと言われています。また田植えをする植月(うえづき)の略という一説もあるようです。
4月は進級・進学・就職・転勤・移動、そしてそれに伴う転居などなにかと生活環境の変わる時期でもあります。
外は桜の花もほころび、春真っ盛りといった雰囲気。前半は楽しいお花見となるでしょう。またこれから初夏に向けて気温が上昇していき、後半には春の遠足、ゴールデンウィークなども控えており、うららかな陽気に誘われて外出する機会も増えるでしょう。
いよいよ春本番。野菜もフルーツもますます美味しくなってきます。ぜひ皆さまこの時季、旬の味覚をたくさんお召し上がりください。
3月(March)和風月名は弥生(やよい)。春がもうすぐです。
3月 (March)・和風月名は弥生(やよい)。
草木がいよいよ生い茂る月という意味の「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」のことばが詰まって「やよひ」となったと言われています。ほかに花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月(はなみづき)、夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき)、暮春(ぼしゅん)などの別名もあります。
今月は上旬の桃の節句、中旬の春彼岸の入り、下旬の春分の日と、一歩一歩確実に春に近づいていきます。そのほか18日から13日間(雨天順延。準々決勝翌日と準決勝翌日の休養日2日含む)、にかけ、第96回春の選抜高校野球大会も始まります。
さらに今月は送別会や卒業式などお別れの時期、入園・入学・入社・転勤など新しい環境へ踏み出す時期でもあり、引越しや新生活の準備、会社では年度末や決算期を迎える月でもあります。
何かとお忙しいこのような時季にホッと一息。春を告げる美味しい野菜・フルーツが豊富に出回っておりますので春の味覚をご堪能ください。またお彼岸のご進物やご贈答などにも旬の野菜・フルーツがたいへん喜ばれるものと思います。是非ご利用ください。
2月 (February) 和風月名は如月(きさらぎ)。
2月(February)・和風月名は如月(きさらぎ)。
月明け早々3日には節分、4日には立春「春立つ日」を迎えます。
春が始まったとは言ってもまだ寒さが残っており、衣(キヌ)を更に重ね着することから「衣更着」(キサラギ)となり、後に如月という漢字を当てはめたと言われております。
本月は3日の節分・豆まき、14日には聖バレンタインデーと言った馴染み深いイベントや、来月初めにはひな祭りなども待ち受けております。
そのほか本月は受験も終盤を迎え、進学先が決定しホッと一安心なされたご家庭もあることでしょう。
寒冷のこの時季、風邪などひかないよう健康保持に、また合格の祝いごとや贈答用などにも今が旬の美味しい「野菜・フルーツ」をたくさんお召し上がりください。