蒲郡ハウスみかん(愛知)
- 品 名
- 温州みかん
- 品種名
- 温州みかん(温室・ハウス)
- 産 地
- 愛知県 JA蒲郡市
- 入荷時期
- 4月上旬~9月下旬
- 最盛期
- 6月~8月
担当者からのコメント
いよいよ愛知県JA蒲郡市より本年産温室みかんが出回ります。産地では地温冷却栽培法(土を冷やして、樹に冬が来たと思わせ花を早く咲かせる栽培法)で、4月~9月ころまで美味しいみかんを安定供給することができます。
蒲郡市でみかん栽培が増加したのは明治の初め、昭和に入ってから本格化しました。昭和30年以降みかん産業はさらに大きく成長しましたが、昭和47年の全国的な大豊作による価格の暴落を転機に昭和48年にハウス栽培(温室みかん)が試みられ、急速に広がっていきました。
蒲郡市は東、北、西は五井山などの山々に囲まれ、南は三河湾に面しているので、冬は暖かく、とても温暖なところです。ここではみかん作りに欠かせない太陽の光と温度が保たれるようにハウスは南向きに建てられています。また、ハウスの高さを高く作り室内温度を均等にすることでみかんの樹の上から下まで一斉に色付くように工夫されていて、色も味もばらつきのない美味しいみかんができるようになっています。さらに産地ではみかんの品種を他の産地では作り難い宮川早生に統一しています。宮川早生は糖度と酸度のバランスがよく、味にコクがあり、完熟すると “うち袋” が柔らかくなり、そのまま袋ごと食べられます。また皮が薄く、中身がしっかりとしていて、果汁がたっぷりとしたジューシーなみかんです。
愛知県内の温室みかん生産量は佐賀県に次ぐ全国第二位で、そのうち6割強がこの蒲郡地区で栽培されています。出荷形態は2L~Mサイズは2.5㎏化粧箱、S~2Sサイズは1.2㎏化粧箱となっています。温室栽培のため、冬場のみかんと比べ糖度が高く、安定した食味となっており、食べる一時間ほど前に冷蔵庫などで冷やして食べると一層美味しくいただけます。
やさしくまろやかな甘味とたっぷりな果汁が自慢の蒲郡温室みかんは食後のデザートに、お客様の接待など、またご進物・ご贈答などにもたいへん喜ばれます。是非この季節、たくさんお召し上がりください。
みかんの優れたパワー
①発ガンを抑制
ガン細胞に強力なバリヤー役をするベータクリプトキサンチンが多く含まれています。その含有量はオレンジの約100倍、発ガン抑制効果はベータカロチンの約5倍でみかん一日1~2個で食べるだけで十分効果があるといわれています。
②ビタミンCを効率よく摂取
ビタミンCの含有量は100gあたり約35㎎。こわれやすい性質のビタミンCを皮や袋がしっかりガードしてくれるので効率よく摂取することができます。
③食物繊維が多く整腸作用がある
中の袋についている白いスジにはペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは水溶性の食物繊維で、腸の中で水分を調整し、便秘を解消する力があります。
また逆に下痢を抑制する効果もあり、整腸作用に優れた効果がるといわれています。
そのほかにもみかんにはたくさんのすぐれた効能があります。
●蒲郡みかんに関するいろいろな情報については蒲郡みかんのホームページを是非ご覧ください。
■販売担当者
果実第一部 部長
志賀 和典