いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

旬の野菜・フルーツSeasonal vegetables & fruits

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ありだみかん(和歌山)

品 名
温州みかん
品種名
早生温州みかん
産 地
和歌山県 JAわかやま 丸有共選
入荷時期
11月上旬~12月中旬
最盛期
11月下旬~12月上旬

担当者からのコメント

平成16年度温州みかん生産量で愛媛県を抜いて日本一となった和歌山県より、JAわかやま丸有共選「早生みかん」が11月から12月にかけ本格的に出回ります。
特に有田地区は黒潮から受ける潮風と温暖な気候に恵まれ、四百有余年もの昔から栽培が始まり、古くから「有田みかん」として全国各地で親しまれてきました。現在の生産量は約10万㌧と全国の生産量の約一割にも達する有数のみかん産地で、恵まれた気候条件を生かし時代を超えて知恵と技術が受け継がれ、今なお高品質にこだわり味を追求しています。
早生みかんは皮が薄く、果肉がやわらかく、まろやかな味の美味しいみかんです。その中でも特別美味しいみかんが和歌山県の統一ブランドとして出荷する「味一みかん」です。地表にマルチをかけ、もれなく太陽をが当たるように枝とみかんを剪定して育てさらに選果場において厳しい品質検査をして出荷します。
さて、みかんにはさまざまな効能があり、みかん1個に1~2㎎含まれている色素成分のベータ・クリプトサンチンには強い発ガン抑制作用があり、1日2個のみかんがガン予防に効果があるばかりか、その2個のみかんでビタミンCの一日の最低必要量50㎎に対し、70㎎もの摂取ができます。そのほか疲労回復や風邪予防、美肌効果、便秘などにも効果があるそうです。
いよいよ本来の味・色艶となってきた早生温州みかん、健康にも優れている和歌山「ありだみかん」を是非たくさんお召し上がりください。
※12月3日は『みかんの日』です。(毎月第一日曜日はみかんの日ですが、「いいみっか」の語呂合わせから旬の11月3日、12月3日を特別に記念日として全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省が制定しました。)

JAわかやまが教えるみかんの8つのポイント

①果実(皮)の色(紅)が濃いもの。
②ヘタの切り口(の直径)が小さいこと。
③ガク(ヘタの周りの五角形)が黄色くなった果実。
④皮が薄くよく見ると凸凹しているもの。
⑤果実の形(扁平で丸い)がよく、身がしまっているもの。
⑥果皮のブツブツ(油胞)が小さくて密度が濃いもの。
⑦スリ傷が少しあるみかん。
⑧中玉がお奨め(L~Sサイズ)

※ありだみかんに関するいろいろな情報が満載ですのでぜひこちらもご覧ください。
有田みかん共選協議会のホームページ

■販売担当者
果実第一部 課長補佐
鈴木 智郎

あんみつ姫みかん(佐賀)

品 名
温州みかん
品種名
あんみつ姫
産 地
佐賀県 JAさが 大和
入荷時期
10月中旬~翌年3月上旬
最盛期
11月~翌年2月
1月からは蔵出しあんみつ姫

担当者からのコメント

JAさが大和地区より農林水産大臣賞受賞みかん「あんみつ姫」が10月中旬より翌年3月まで出回ります。(1月からは蔵出しあんみつ姫として)
当JAは佐賀県を横断する天山山脈と南西部に位置し、眼下に有明海を望む多良岳山麓を中心に栽培が盛んです。この山間をみかんの艶やかな色にちなみオレンジベルトと呼ばれております。
大和地区では甘くて美味しいみかんを作るため、肥料など栽培方法の試験を行ったり、上画像のようにみかんの木の根元にマルチと呼ばれる純白のシートを敷くなど様々な工夫を重ねています。マルチを敷くのは経費も手間もかかるのですが、太陽の光を反射させ色艶を増したり、余分に水分を吸わないよう、また地中の温度を上げて根の張りを助長し、養分をしっかり果実が吸収できるため、糖度が上がり、甘くておいしいみかんを実らせることができるのです。その甘くておいしいみかんの中から更に厳しい選果と光センサーで糖度と酸度測定で選りすぐられた、見た目がよく糖度が13度以上の最高級のみかんを、さが特選ブランド「あんみつ姫」という名前で出荷しています。平成18年にはこの長年のおいしいみかん作りの取組が評価され、全国果樹技術・経営コンクールで農林水産大臣賞を受賞しました。
さて、みかんの効能については右記に載せておりますのでそれをご覧いただき、ここではみかんを食べたときによく言われる ”手が黄色くなっちゃった!” の原因についてちょっと述べてみましょう。みかんを食べ過ぎると皮膚が黄色くなります。これは柑皮病といって、カロチンが汗とともに排出されて皮膚の脂肪を着色するためで健康上何の問題もありません。食べるのをやめると自然に色がとれます。
これから本格的にみかんの美味しい季節を迎えます。是非この機会にコクのある甘くて美味しい佐賀県産「あんみつ姫」を是非ご賞味ください。ぜったいお薦めの一品です。

みかんの優れたパワー

①発ガンを抑制
ガン細胞に強力なバリヤー役をするベータクリプトキサンチンが多く含まれています。
その含有量はオレンジの約100倍、発ガン抑制効果はベータカロチンの約5倍でみかん一日1~2個で食べるだけで十分効果があるといわれております。

②ビタミンCを効率よく摂取
ビタミンCの含有量は100gあたり約35㎎。こわれやすい性質のビタミンCを、皮や袋がしっかりガードしてくれるので効率よく摂取することができます。

③食物繊維が多く整腸作用がある
中の袋についている白いスジにはペクチンが豊富に含まれています。
ペクチンは水溶性の食物繊維で、腸の中で水分を調整し、便秘を解消する力があります。
また逆に下痢を抑制する効果もあり、整腸作用にも優れた効果が期待できます。

そのほかにも、みかんにはダイエット効果などのすぐれた効能があります。

■販売担当者
取締役 果実第一部 主管部長
岩谷 仁志

早生木熟みかん(和歌山)

品 名
温州みかん
品種名
早生温州みかん
産 地
和歌山県 JAわかやま(紀南)
入荷時期
12月上旬~翌年2月中旬
最盛期
12月~翌年1月

担当者からのコメント

今回ご紹介する木熟みかんは、早生みかん(宮川種)の収穫を開花期の5月より200日かけ、12月までじっくりと糖度が乗るまで木に成らせ完熟させて作ります。そうすると果皮がとっても薄く、高糖度で高濃度な味のとても美味しいみかんが出来上がります。さらに1月になりますと越冬木熟みかんとして2月中旬まで出荷される今大人気のみかんです。糖度12度以上は超特選として、11度以上は特選として出荷され、サイズとしては中、小玉のものがより美味しくお薦めです。
さて、近年の研究でみかんにはいろいろな効能があると発表されていますが、その中でも一番注目されているのが発ガン抑制効果のある「ベータクリプトサンチン」です。よくみかんを食べると手が黄色くなるといいますが、これはいわば黄色の成分であるベータクリプトサンチンがしっかり体内に吸収されている証拠なので心配する必要はありません。またこのほか肌に潤いを与えるビタミンAや血行を良くする働きのあるクエン酸など様々な成分があります。またこの時期の風邪の予防に効果のあるビタミンCもたっぷり含まれています。
これから益々寒冷となってくる時期、ご家庭でまたご贈答などにみかんの産地、紀州生まれの美味しい「木熟みかん」を是非ご利用ください。(一口食べたらぜったい忘れられない味です。)

酸っぱいみかんを甘くする方法?

通常は1~2週間程度、冷暗所に箱から出して放置しますと呼吸に酸が使われるため徐々に酸味が消えます。
ひどく酸っぱいものは少し揉んでポリエチレン袋の中へ入れるとよいでしょう。呼吸が高まり、酸が低下します。また最近テレビで放送もしていたようですが、みかんを電子レンジでチンするのだそうです。こうすると酸味が飛んで少なくなるので甘みが強く感じられるのだそうです。

■販売担当者
果実第一部 副部長
八巻 卓栄

サンふじりんご(福島)

品 名
りんご
品種名
サンふじ
産 地
福島県 JAふくしま未来など
入荷時期
11月上旬~12月中旬
最盛期
11月下旬~12月上旬

担当者からのコメント

りんごの王様「サンふじ」が11月から12月にかけ、福島県JAふくしま未来主力に出回っています。さらに青森産も随時入荷されています。
ふじは国光とデリシャスの交配種で、昭和37年当時青森県藤崎市の園芸試験東北支場(現在農水省果樹試験場)で生まれ、品種名は藤崎市にちなんで名づけられたそうです。
ふじは食味(甘味と酸味のバランスに優れてる)がよく、また果肉の果汁が多く適度な硬さもあり、完熟すると果肉に蜜が入り、一層美味しくなります。また日持ちのよさでも人気が高く、日本のりんご生産量の50%以上を占めている大人気品種です。
現状は各産地ともに猛暑の影響はあるが冷え込みが前年より早く色づきはよい。しかしながら数量は多くなく、前年同様平年に比べやや少ないと予想する。12月はギフト需要もあり相場はやや高値、堅調に推移するであろう。
昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とも言われるようにりんごには動脈硬化、糖尿病、大腸がん、高血圧など生活習慣病の予防に効果がある食物繊維やカリウムが多く含まれているので毎日1~2個のりんごを食べるのが理想的です。その他にも整腸作用や美容やダイエットに、また疲労回復や食欲増進などにも効果が期待できます。
今まさにりんごの美味しい時季を迎えております。太陽をいっぱい浴びて、健康的にも優れた美味しい旬の福島産「サンふじりんご」をたくさんお召し上がりください。またお歳暮などご贈答にも是非ご利用ください。

サンふじのサンとは?

ふじりんごに袋をかけずに育てた無袋栽培のことで、太陽の恵みいっぱいに育ち、有袋より甘味、香り、栄養に優れています。

りんごの蜜はなぜ入るの?

りんごの肥大期に、寒さなどのストレスによって、果実を作る養分(ソルビトール)が果糖、しょ糖などに分解されずに細胞と細胞の間に溜まり、これに水分が引き寄せられて蜜が出来ます。(りんごの蜜は完熟の証になっています。ただし全ての品種に蜜が入ると思われがちですが品種により差があります。)

※福島県くだもの消費拡大委員会のホームページではりんごの食べ頃カレンダー・りんごの品種の説明などいろいろな情報が紹介されていますので是非こちらもご覧ください。
福島県くだもの消費拡大委員会のページ

■販売担当者
果実第二部 次長
猪狩 直也

ハウスデコポン(熊本)

品 名
不知火(しらぬい)
品種名
ハウスデコポン
産 地
熊本県 JA熊本うき
入荷時期
12月~翌年5月中旬
最盛期
12月~翌年4月

担当者からのコメント

果樹王国くまもとの中でもこの季節一押しの果物、デコポンがJA熊本うきより出回っています。
管内の不知火地区はデコポンの発祥の地。有明海に面していることから、海からの光の反射をふんだんに受け、温暖な気候のためとても美味しい柑橘類ができる産地です。
その柑橘類の中でもデコポンは自慢の逸品で、ぽんかんと清見のかけあわせで生まれたことから、デコのある清見ポンカンということでデコポンという名前がつきました。
へたの周りが出っ張ったユーモラスな形が特徴で、その不恰好な姿からは想像もつかないような抜群の美味しい味。強い甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙で、一度食べたら誰もが虜になってしまいます。また香り高い皮は柔らかいため、手で簡単にむくことができ、中の袋が薄く、種がないため、袋ごと手軽に食べることができます。
JAではデコポンの品質を守るため、厳しい基準が設けられており、糖度13度以上、酸度1%以下(光センサーで測定)のものだけを厳選し、出荷しております。
年内から1月までは加温ハウスの出荷、そして2月からはビニール屋根掛け物、3月からは露地ものの出荷が始まります。
人気急上昇中の旬の柑橘、発祥地熊本産の厳選された美味しいデコポンを是非ご賞味ください。
通常出荷されている5㎏箱とは別に、年内中はご贈答用として3㎏化粧箱も準備しておりますのであわせてご利用ください。

デコポンの雑学

デコポンは収穫後すぐに食べても特有の甘みがありません。冷暗所に保存し、晩柑橘類特有の「追熟」をさせます。
美味しくなったころを見計らって出荷されるのですが新鮮なものよりちょっとだけしなびた頃のほうが酸味も抜け美味しいようです。またデコポンの薄皮は繊維質のかたまりで、血液をきれいに元気にする活力の元、シフネリンなどの栄養もたっぷり含まれています。またデコポンの果汁はビタミンCたっぷりでとても健康にいいんです。

デコポンについて

JA熊本うきではデコポンの栽培方法、出荷方法などをホームページで紹介しています。詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください。
JA熊本うきのホームページ(デコポン)

■販売担当者
果実第一部 課長
湯田 翔大郎

ラ・フランスなし(山形)

品 名
西洋なし
品種名
ラ・フランスなし
産 地
山形県 JAさくらんぼ東根
入荷時期
10月下旬~12月下旬
最盛期
11月中旬~12月上旬

担当者からのコメント

その名のとおり、ラ・フランスなしはフランス生まれの洋なしの一種で、山形では「みだくなす」(意味:ぶさいく)と言われてきました。確かに果形は不恰好で見た目は良くありませんが、深く豊な香り、甘酸のバランスのよい爽やかな味わい、そしてまろやかな舌ざわりは一度食べていただければきっと美味しさが分かってもらえるでしょう。
収穫は10月下旬から始まっていますが、すぐに食べることはできません。ラ・フランスはまだ未熟のうちに収穫し、追熟の期間を置くことが必要です。待ちに待ったその時期になるとなんとも言えない甘い香りが漂い、食べ頃を知らせてくれます。
ラ・フランスに多く含まれる果糖、ブドウ糖は身体や脳の働きを助けるとても大切なエネルギーとなり、果肉が持つ豊富な水分は肌や髪、爪などに潤いを与え、そのほか解熱作用、のどの渇きや痛みを癒す作用もあります。またたんぱく質分解酵素が含まれているので脂っこい肉料理とともに食べると消化促進効果も得られます。
健康的な洋なし、またこの時季でしか味わえない秋冬果実の王様山形産「ラ・フランスなし」を是非ご賞味ください。

美味しい食べ頃の見分け方

ラ・フランスの食べ頃(追熟の完了)は香りが一段と強くなり、肩を押してやや柔らかくなったときです。また食べ頃になったラ・フランスを冷蔵庫に入れておけば美味しさが長持ちします。

美味しい食べ方

何と言っても生食、食べる1~2時間前に冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
またちょっと上品に2分の1にカットし、芯を取り除いたラ・フランスをスプーンでお召し上がりいただく方法も。

 

■販売担当者
果実第二部 次長
吉田 堅治

富有かき(奈良)

品 名
かき
品種名
富有かき
産 地
和歌山県 JAならけん西吉野
入荷時期
10月下旬~12月中旬
最盛期
11月中旬~12月上旬

担当者からのコメント

全国市町村の柿生産量日本一のJAならけん西吉野より、柿の中で最も旨いと言われる甘柿の王様「富有かき」が10月下旬より出荷されています。
たっぷり果肉に、たっぷり果汁、また食感はもぎたてのときは実がしっかりとして食べるとカリカリッとしているが、日が経つとジュワーとした食感に変わり、口の中いっぱいに甘さが広がります。まさに晩秋の代表的なフルーツです。
奈良の柿は標高100~400mの傾斜地で栽培されており、年間平均気温14~15℃で収穫期の温度差が適度にあり、柿を育てるのに大変適した風土です。長い歴史と新しい技術に支えられ多くの若い農業者が意欲的に柿づくりに取り組んでいます。その中でも富有かきは標高300m前後の山肌に柿産地が広がり、朝晩の冷え込みと日中の晴天が品質のよい柿を育てます。さらに産地ではカラーセンサー設備により色、形、傷など厳しく選果し、高品質な柿を生産しております。
さて、柿には健康によい様々な効能があるといわれております。特にビタミンCは柿1個で1日の必要量を満たしてしまいます。さらに、ポリフェノール類(タンニン、アントシアニン、カテキンなど)は動脈硬化や発ガン防止、二日酔い、風邪の予防などに効果があるそうです。

美味しく健康的にも優れている晩秋の味覚、奈良の「富有かき」を是非ご賞味ください。この時季お薦めの一品です。
富有かきの商品説明や選果場の様子は下記のホームページをご覧ください。   JAならけん西吉野柿選果場

柿のミニ知識

実は刀根早生、平核無かきは渋柿を渋抜きしたものですが、富有かきなどはもともと甘柿です。
どうして柿には甘柿と渋柿があるのでしょう?。
渋の原因はタンニンで、甘柿にもこれが含まれています。ただし甘柿の場合は成長するにつれ果肉などからアルコールなどの揮発性物質が発生し、これによってタンニン細胞膜が水に溶けなくなるため渋みがでません。渋柿はその揮発性物質があまり発生しないため渋く感じるのです。

美味しい柿の選び方

へたの形がきれいで、へたが果実に張り付き果実との間に隙間(へた隙き)のないものがよい柿です。
隙間があると虫が入り込んでいる可能性があります。また果皮がしっかりとして色味が均一で赤みがあり、大きくて重みのあるものを選びましょう。

■販売担当者
果実部第二部 課長補佐
山﨑 慶一郎

ハウスデコポン(大分)

品 名
不知火(しらぬい)
品種名
ハウスデコポン
産 地
大分県 おおいた中央柑橘連
入荷時期
11月下旬~翌年1月下旬
最盛期
12月中旬

担当者からのコメント

大分県おおいた中央柑橘連より11月下旬からデコポンが出回っています。
デコポンは不知火とも呼ばれ、昭和47年に長崎県口之津町の農林水産省果樹試験場において清見とぽんかんを交配して育成された品種です。当初は玉揃いが悪く奇形果が多いなど外観上の理由から長い間市場に出回ることがありませんでした。しかし、糖度は13~15度と極めて高く、食味がよいことから広く普及されることになりました。
ぽんかんのやさしい香りと清見の甘酸っぱさが微妙にブレンドされ、温室で丹精込めて育てられた、ちょっぴり変わったユニークな形と美味しさはまだまだ珍しく、その味わい、見た目とともに究極の柑橘類として人気急上昇中です。皮も柔らかく、手で簡単にむくことができ、果肉を包む袋もとっても薄いので、そのままお召し上がりください。
デコポンは他の柑橘類と同様、ビタミンCが多く、疲労回復や肌の新陳代謝を良くするほか、粘膜を丈夫にして風邪の予防に役立つほか、コレステロールも排出してくれます。また袋ごと食べれば食物繊維の効果で便秘の解消なども期待できます。本当に美味しい旬の味、デコポンはいかがでしょう。
現在は3㎏化粧箱が入荷しており、ご贈答などにも最適です。

デコポンの謎?

デコポンはその愛らしいデコが特徴です。でもなぜできるかと言うと、その秘密は気温にあります。昼と夜の気温差が大きければ大きいほど”デコ”ができやすくなるんです。
ですからハウスで育てられたデコポンはデコができやすくなるのです。

ところでデコの中には何か入っていると思いますか?

実は何も入っていないんです。(ガッカリ!)

 

■販売担当者
取締役 果実第一部 主管部長
岩谷 仁志

いちご(いわき)

品 名
いちご
品種名
とちおとめ・ぴいひゃらどんどん など
産 地
福島県 JA福島さくら ほか
入荷時期
11月下旬~翌年5月下旬
最盛期
12月~翌年3月

担当者からのコメント

JA福島さくら・いわき地区より出回り始めた味が濃くてとっても美味しいいわきのいちご。いわき市では昭和20年後半から栽培が始まり、昭和40年代頃からはビニールハウス栽培に移行しました。現在では大型ハウス栽培や養液栽培も導入され、冬から春にかけて収穫されています。冬場の豊富な日照を活かして行われるハウス栽培でのいちごはいわきを代表する重点作物の一つになっています。生産量は霊山町に次いで福島県で二番目、栽培品種は日持ちのよく、甘みと酸味のバランスが良い「とちおとめ」や「ぴいひゃらどんどん」などが主流です。
いちごは特にビタミンCの代表選手であるレモンの2倍のビタミンCが含まれており、生活習慣病予防や風邪、美肌効果などがあります。大人が1日に必要なビタミンCの量は50gと言われていますが、いちごの大粒なものを5個食べれば摂取できます。またビタミンCはコラーゲンの生成に重要な役割をもっており、血管・皮膚・粘膜などを丈夫にします。
これからクリスマスシーズンともなれば、ケーキになくてはならない果実の一つとしてご利用ください。是非今が旬の美味しいいちご、「いわきのいちご」をたくさんお召し上がりください。
※全国いちご消費拡大協議会が、毎月15日を「いちご」の語呂合わせから『いちごの日』と定めています。

美味しいいちごの見分け方

いちごはなんといっても鮮度です。ここではそのポイントをお知らせします。
まずは実の全体が赤く艶の良いものでツブツブが立っているもの、いちごのへたが濃い緑でみずみずしいもの、スーパーなどではパックの底を見て、つぶれやキズのないもの、ちょっと勇気を出して、香りのよいものを選んでください。

いちごは果実?

一般的には果実として取り扱われていますが実はバラ科の野菜。メロンやすいかとともに「果実的野菜」と言われています。

■販売担当者
果実部 常務取締役
内藤 常夫

あんぽ柿(福島)

品 名
干し柿
品種名
あんぽ柿
産 地
福島県 JAふくしま未来 ほか
入荷時期
12月上旬~翌年3月上旬
最盛期
12月中旬~翌年1月

担当者からのコメント

福島県の特産品であるあんぽ柿は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響により、主産地である伊達地方において加工を自粛していましたが、その後加工再開モデル地区を設置し、安全な原料柿を使用して加工に取り組み、さらに製品については全量非破壊検査を実施し、安全な「あんぽ柿」の生産・出荷を再開しております。いよいよ当月からJAふくしま未来主力に冬の果実の代名詞「あんぽ柿」が出回ります。
福島県はあんぽ柿生産量が日本一で11月中旬頃になると農家の軒先に吊り下げられたアメ色の柿の風景をよく目にします。
JAふくしま未来では原料の柿である平核無かきと蜂屋かきをほぼ100%自家生産しており、皮をむいたあと連通し(連吊り)縄に一つづつ柿を縄の網目に編みこんでいき、干す前に硫黄燻蒸(殺菌や酸化防止に効果があり、あんぽ柿独特のやわらかく、綺麗なアメ色を引き出す方法)をした後、天日で30~50日自然乾燥させるのが一般的ですが、最近では火力乾燥や遠赤外線を利用した乾燥技術なども取り入れられ、品質の安定したものが出来るようになりました。
他産地のあんぽ柿は平核無かきが多いため、小玉で1月中旬までの出荷で終了してしまいますが、このJAで使用している原料の蜂屋かき(写真)は他産地ではあまり栽培していない柿で、大玉で半生でも甘く、12月から翌年3月まで同一品質で生産されますのでとくに長期販売が可能となっています。
太陽の恵みをたっぷり受けてできたあんぽ柿はたんぱく質、カルシウム、ビタミンAなどを多く含み、なかでも食物繊維が多く含まれており、最近健康食品としても注目されております。
寒冷のこの時期でないと味わえない冬の味覚、美味しい干し柿、福島産「あんぽ柿」をご賞味ください。またご贈答などにも是非ご利用ください。

あんぽ柿の名前の由来

皮をむいた柿を、天日に干すことから「天干柿(あまぼしがき)」と呼ばれ、それが明治時代に「あんぽ柿」と呼ばれるようになったと言い伝えられています。
また渋い柿を、干すことで甘くなることを意味する「甘干柿(あまぼしかき)」が転じて「あんぽ柿」となったとも言われていますが前述が有力説とされています。

あんぽ柿表面の白い粉はなーに?

乾燥によってあんぽ柿の表面につく白い粉の成分は果肉の糖液がしみ出て乾いた果糖とブドウ糖です。
砂糖のない昔、中国ではこの白い果粉が砂糖代わりにかき集められ「柿露」と呼ばれ、貴重品であったと言われています。

あんぽ柿の加工再開モデル地区とは?

あんぽ柿の主産地である伊達地方(伊達市、桑折町、国見町)では、原料柿を検査し、放射性セシウムの濃度が低い地区を加工再開モデル地区に設定しました。さらに収穫前には再度検査を実施し、安全な原料柿が生産される畑を決め、そこで生産された原料柿を使用して加工に取り組んでいます。

■販売担当者
果実第二部 課長補佐
山﨑 慶一郎

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