いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

旬の野菜・フルーツSeasonal vegetables & fruits

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田浦甘夏柑(熊本)

品 名
あまなつかん
品種名
田浦あまなつかん
産 地
熊本県 田浦地区
入荷時期
1月下旬~6月上旬
最盛期
4月~5月

担当者からのコメント

熊本県は田浦地区より甘夏柑が出回っています。
田浦地区は海岸に向って傾斜した地形と温暖な気候を生かし、昭和24年から甘夏柑の栽培が始まり、今では日本一の生産量を誇る甘夏の里として全国に名を知られています。
甘夏柑は昭和10年頃、大分県津久見市の川見豊氏の普通夏橙園で偶然発見され、この一本の木から接ぎ木を重ねて全国に広がったものです。とくに3月から5月にかけてが旬ですが、今の時期が最も美味しくなります。一時はグレープフルーツの輸入自由化や消費者ニーズの変化により消費量が減っていましたが、自然志向が高まる中、さっぱりした酸味とすっきりした甘味、爽やかな香りの初夏の柑橘として現代人の心をとらえ最近では盛り返しています。
甘夏柑の現況は、もともと生産量が少ないことに加え、前進出荷傾向から、本月は入荷量は前年に比べやや少ない見通しで、また切り上がりが早いでしょう。ただし品質・食味などは良好です。
さて、甘夏柑の効能としては他の柑橘類と同じくビタミンCが豊富で、疲労回復や肌の新陳代謝を良くするほか、粘膜を丈夫にし風邪の予防にも役立ちます。酸味の主な成分はクエン酸で、動脈硬化防止、疲労回復などの効果のほか、食欲増進にもつながります。また果皮には発ガン抑制効果物質「オープラテン」も含まれていますのでマーマレードやジャムにしても美味しくいただけます。サラダとの愛称もよい甘夏柑、少し汗ばむこの時期に今が旬の味覚「マル田甘夏柑」はいかがでしょう。

美味しい甘夏柑の選び方

へた枯れ、へた落ちがなく、果皮が橙色で表面の凸凹が少なく、手に持って見て重量感のあるものを選びましょう。

甘夏柑の保存方法

へたのついていないものは味や成分が低下しやすいので早めに食べましょう。ポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存すると長く持ちます。

甘夏柑の美味しい食べ方

もちろんそのまま食べても美味しいですが、酸味が苦手な人は砂糖を加えたり、ヨーグルトとあえながら食べるとさらに美味しくいただけます。皮もマーマレードやジャムなどにして調理すると無駄なく食べられますよ。

●4月1日は『熊本甘夏の日』です。
熊本果実農業協同組合が制定。2006年、熊本甘夏が熊本市場に出荷されて50周年を迎えたことから制定されました。

■販売担当者
果実第一部 課長補佐
湯田 翔大郎

アンデスメロン(熊本)

品 名
メロン
品種名
アンデスメロン
産 地
熊本県 JA熊本うき
入荷時期
3月上旬~5月上旬
最盛期
3月~4月

担当者からのコメント

日本一のメロンの産地・熊本県のJA熊本うきより、一般的なメロンの中で最もポピュラーなメロンで、コクのある甘さとイエローグリーンの果肉が爽やかな春の味覚「アンデスメロン」が3月から5月にかけ出回ります。
同JAのメロン類は、宇城の海岸部から山間部に至るまで栽培されており、この地形を利用して冬の寒い時期には海沿いの暖かい所、夏の暑い時期には山沿いの涼しい所でメロンの生育に合った作型で栽培されています。栽培されている品種の中心はアールスを筆頭に青肉系のアンデスメロン、赤肉系はクインシー・パリスメロンなどがあります。
アンデスメロンはアールスとコサック、ハネデューなどの交配種で昭和52年に日本の種苗メーカー「サカタのタネ」が開発した品種です。名前のアンデスは南米のアンデス山脈とは関係なく、今までのメロンより虫害を少なくし ” 安心して栽培・販売・購入できる ” の『安心です』を縮めたものだそうです。
さて、メロンには体によいいろいろな効能があるといわれていますが、その中でもカリウムが多く含まれており、この成分は体から排出されるときナトリウムを道づれにする性質をもっているため体内の塩分調整に効果があり、高血圧・動脈硬化・心臓病などによいとされています。またアミノ酸も豊富に含まれており、体内で尿をつくる働きがあることから利尿効果があり、二日酔い、腎臓炎などにもよいといわれています。さらにビタミン類や繊維質も豊富で美容と健康にとってもヘルシーな果物です。
みずみずしい果肉と、とろけるような甘さと芳香…。これから春本番を迎え、メロンの美味しい季節となってきます。産地で自信を持ってお薦めする今が旬の味覚「熊本産アンデスメロン」を是非お召し上がりください。

メロンの網目はどうして出来るの?

アールス、アンデスなどの網目(ネット)メロンは生育途中で表皮部分の成長が止まって固くなりますが、果実自体は肥大し続け、そのときに表皮にひび割れができます。
この傷を塞ぐために結合組織が発達して網目が形成されます。

美味しいメロンの見分け方

網目(ネット)メロンの場合、ネットが細かく均一にたくさん張っているものが良品といわれています。また同じ大きさなら比較してズッシリと重い方を選んでください。軽いものは種の部分が多い可能性があるからです。また花落ち部(お尻の部分)は大きく飛び出してなく小さいものが良品です。(1円玉の大きさが目安)

メロンの美味しい食べ方

メロンは購入された後、食べ頃になるまで常温で保存しておきます(追熟)。
芳香が強くなり、花落ち部(お尻の部分)を静かに押すと柔らかく感じるころが食べ頃です。食べる前に1~2時間ほど冷蔵庫で冷やしてから食べるとより一層美味しくいただけます。(冷やしすぎは味が落ちます)

■販売担当者
果実第一部 副部長
八巻 卓栄

すいか(熊本)

品 名
すいか
品種名
すいか
産 地
熊本県 JA熊本市
入荷時期
4月上旬~6月上旬
最盛期
4月下旬~5月中旬

担当者からのコメント

熊本県のJA熊本市より4月~6月にかけ、いよいよ春を呼ぶ美味しい「すいか」が本格出荷されます。
すいかを漢字で表すと「西瓜」。西方からやってきたこの瓜の原産はアフリカのカラハリ砂漠という説が有力です。
熊本での栽培暦は古く、1735年の肥後之国熊本領産物帳にはすいかの名を見つけることができます。すいか栽培においては従来からつる割れ病などの連作障害が最大の問題となっていましたが、病菌に強いユウガオの台木にすいかを接木する方法が開発され、この技術は熊本県でも研究が盛んに行われ定着していったとのことです。昭和30~40年代に入ると栽培技術の進歩や雨除けのためのビニールトンネルやビニールハウスといった施設を利用した栽培がきっかけとなり、早出しすいかの生産が始まりました。それ以降、施設栽培は急激に普及し、大型化していく中で生産量は年々増加し、熊本すいかは作付面積・収穫・出荷量ともに日本一となったのです。とくに熊本産の早出しすいか栽培は品質を安定させるため、一本の苗より一個収穫という方法をとっています。(他産地では1本の苗から5~6個以上収穫している)そのため、なかなか再生産価格の確保がむずかしい状況で、作付は微減しております。
当月のすいかの現況は3月末から4月上旬出荷の着果が悪く、出遅れており前年に比べ約2割程度入荷量が減少しています。4月中旬から下旬出荷分はほぼ前年並みの作柄。中心サイズはMサイズで、中旬以降はM・L、下旬からはLサイズが増えてくるでしょう。総体的には4月は平年に比べやや減少の出荷と見込まれるも、本当のピークは5月連休明けからとなります。相場は保合で推移するでしょう。
さて、美味しいすいかの見分け方・選び方は表面にツヤと張りがあるもの、指で弾くとコンコンと澄んだ音がするもの、また縞模様に乱れがなく濃い緑色をしたものが良いでしょう。カットすいかの場合、赤い果肉と皮に近い部分との境目がぼやけているものは少し水っぽいことがあるようです。
丸くて大きなからだに甘い果汁たっぷりの瑞々しい旬のすいか、美味しい熊本産「すいか」を是非ご賞味ください。

すいかの栄養と効能

すいかの成分のうちその91%は水分です。しかし意外にもその栄養価は高く、また各種のアミノ酸も含まれています。

①腎臓をいたわるすいかの成分
腎臓の妙薬といわれているすいかは、カリウムやシトルリン、ピコリン、リン酸などの利尿を促す成分が豊富に含まれており、腎機能の衰えからくるむくみや尿毒症を改善する効果が期待できます。昔から保存用に果肉と果汁を5~6時間かけて煮詰める「すいか糖」が作られていました。

②種の栄養価にも注目!
ふつうは食べるときに捨ててしまうすいかの種、実はコレステロールの低下にも効果があるリノール酸を豊富に含んでいます。
きれいに洗って陰干ししたものをフライパンで軽く煎って塩をふるとナッツ感覚で食べられます。

③ビタミンCを有効に摂る作用
すいかの糖分は還元糖でビタミンCの酸化や破壊を防ぐ力があります。
野菜サラダにすいかを加えたり、ジュースにしてみたりとか、すいかを使ったいろいろな料理、デザートでヘルシーな食習慣を作ってみませんか。

■販売担当者
常務取締役 果実営業本部長
草野 青史

有袋ふじりんご(青森)

品 名
りんご
品種名
ふじりんご
産 地
青森県 JAつがる弘前、JA相馬村 など
入荷時期
4月中旬~6月下旬
最盛期
4月~6月

担当者からのコメント

りんごの王様「ふじりんご」がJAつがる弘前はじめ、青森県内各JAより本格的に出回っています。
青森県では日本で生産されるりんごの約55%(平成16年)を占め、生産量日本一であり、さらに2001年には品種別生産量で世界一となりました。
ふじは国光とデリシャスの交配種で、昭和37年当時、青森県藤崎市の園芸試験東北支場(現在農水省果樹試験場)で生まれ、品種名は藤崎市にちなんで名づけられたそうです。
ふじは特に食味(甘味と酸味のバランスに優れてる)がよく、また果肉の果汁が多く適度な硬さもあり、完熟すると果肉に蜜が入り、一層美味しくなります。また日持ちのよさでも人気が高く、日本のりんご生産量の50%以上を占めている大人気品種です。
有袋ふじは光を通さない袋を果実にかけ、風雨から守られて育つので、果皮に擦れがなく綺麗に仕上がります。収穫前に袋をとり強い日光を浴びることで真っ赤な美しい色合になります。
さて、当月下旬より有袋ふじの出荷が始まりますが、産地での貯蔵量は少なかった前年をさらに下回る貯蔵量となっております。ただし食味・品質などについては良好で、価格については堅調に推移するでしょう。
さて、昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とも言われるように、りんごには動脈硬化、糖尿病、大腸がん、高血圧など生活習慣病の予防に効果がある食物繊維やカリウムが多く含まれているので毎日1~2個のりんごを食べるのが理想的です。
太陽をいっぱい浴びて健康的にも優れた美味しい旬の青森産「有袋ふじりんご」を是非たくさんお召し上がりください。

有袋ふじとは?

ふじりんごに袋をかけて育てた有袋栽培のことで、長期販売を目的に有袋で栽培し、りんご専用の冷蔵庫で貯蔵します。
CA (Controlled Atmosphere ) 貯蔵という特別な冷蔵庫でりんごの鮮度を保たせた美味しいりんごです。

りんごの蜜はなぜ入るの?

りんごの肥大期に、寒さなどのストレスによって、果実を作る養分(ソルビトール)が果糖、しょ糖などに分解されずに細胞と細胞の間に溜まり、これに水分が引き寄せられて蜜が出来ます。(りんごの蜜は完熟の証になっています。ただし全ての品種に蜜が入ると思われがちですが品種により差があります。)

りんごに関して生育過程や流通過程、りんごの効能などについて詳しく知りたい方はJAつがる弘前のホームページ(津軽のりんご)をぜひご覧ください。

■販売担当者
果実第二部 次長
猪狩 直也

デコポン(熊本)

品 名
不知火(しらぬい)
品種名
デコポン
産 地
熊本県 JA熊本うき
入荷時期
前年12月~本年5月上旬
最盛期
1月~4月

写真の中に「デコポン発祥の地」の記念碑も紹介しています。


担当者からのコメント

果樹王国くまもとの中でもこの季節一押しの果物「デコポン」がJA熊本うきより順調に出回っています。
管内の不知火地区はデコポンの発祥の地。有明海に面していることから、海からの光の反射をふんだんに受け、温暖な気候のためとても美味しい柑橘類ができる産地です。
その柑橘類の中でもデコポンは自慢の逸品で、ぽんかんと清見の掛け合わせで生まれたことから、デコのある清見ポンカンということでデコポンという名前がつきました。へたの周りが出っ張ったユーモラスな形が特徴で、その不恰好な姿からは想像もつかないような抜群の味。強い甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙で一度食べたら誰もが虜になってしまいます。また香り高い皮は柔らかいため、手で簡単にむくことができ、中の袋が薄く、種がないため袋ごと手軽に食べることができます。
当JAではさらに美味しさを追求し、デコポンの品質を守るため厳しい基準が設けられており、1個、1個、光センサーで測定し糖度13度以上、酸度1%以下の高品質のものだけを厳選し、自信を持って出荷しております。
本月も前月に続き露地ものの出荷となります。本当に味がのって美味しいのは露地もの。樹になっていた分、樹や土からたくさんの「おいしさの素」をもらっているから美味しいんです。また中旬ころからは貯蔵ものも出回ります。
さて、デコポンは他の柑橘類と同様、ビタミンCが多く、疲労回復や肌の新陳代謝をよくするほか、粘膜を丈夫にして風邪の予防に役立ちます。内袋がやわらかいので、袋ごと食べれば食物繊維の効果で便秘の解消にも期待できます。
みかんも終了期となりほかの柑橘類も欲しくなってくるこの頃、只今人気急上昇中の旬の柑橘類、発祥地・熊本産の厳選された美味しい「デコポン」をよろしくお願いします。

デコポンについて

デコポンは収穫後すぐに食べても特有の甘みがありません。冷暗所に保存し、晩柑橘類特有の「追熟」をさせています。
美味しくなったころを見計らって出荷されるのですが、新鮮なものよりちょっとだけしなびた頃のほうが酸味も抜け、甘さも増し、美味しいようです。

デコポンの謎?

デコポンはその愛らしいデコが特徴です。
でもなぜできるかと言うと、その秘密は気温にあります。昼と夜の気どちらもデコポンです。デコがあるか?ないか?大きい?小さい?は味に全く変わりがありません。温差が大きければ大きいほどデコができやすくなるんです。
ところでデコの中には何か入っていると思いますか?。
実は何も入っていないんです♪。(ToT)/~~

デコポンを詳しく知りたい

JA熊本うきではデコポンの栽培方法、出荷方法などをホームページで紹介しています。詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください。
JA熊本うきのホームページ(デコポン)

■販売担当者
果実第一部 課長補佐
湯田 翔大郎

蒲郡ハウスみかん(愛知)

品 名
温州みかん
品種名
温州みかん(温室・ハウス)
産 地
愛知県 JA蒲郡市
入荷時期
4月上旬~9月下旬
最盛期
6月~8月

担当者からのコメント

いよいよ愛知県JA蒲郡市より本年産温室みかんが出回ります。産地では地温冷却栽培法(土を冷やして、樹に冬が来たと思わせ花を早く咲かせる栽培法)で、4月~9月ころまで美味しいみかんを安定供給することができます。
蒲郡市でみかん栽培が増加したのは明治の初め、昭和に入ってから本格化しました。昭和30年以降みかん産業はさらに大きく成長しましたが、昭和47年の全国的な大豊作による価格の暴落を転機に昭和48年にハウス栽培(温室みかん)が試みられ、急速に広がっていきました。
蒲郡市は東、北、西は五井山などの山々に囲まれ、南は三河湾に面しているので、冬は暖かく、とても温暖なところです。ここではみかん作りに欠かせない太陽の光と温度が保たれるようにハウスは南向きに建てられています。また、ハウスの高さを高く作り室内温度を均等にすることでみかんの樹の上から下まで一斉に色付くように工夫されていて、色も味もばらつきのない美味しいみかんができるようになっています。さらに産地ではみかんの品種を他の産地では作り難い宮川早生に統一しています。宮川早生は糖度と酸度のバランスがよく、味にコクがあり、完熟すると “うち袋” が柔らかくなり、そのまま袋ごと食べられます。また皮が薄く、中身がしっかりとしていて、果汁がたっぷりとしたジューシーなみかんです。
愛知県内の温室みかん生産量は佐賀県に次ぐ全国第二位で、そのうち6割強がこの蒲郡地区で栽培されています。出荷形態は2L~Mサイズは2.5㎏化粧箱、S~2Sサイズは1.2㎏化粧箱となっています。温室栽培のため、冬場のみかんと比べ糖度が高く、安定した食味となっており、食べる一時間ほど前に冷蔵庫などで冷やして食べると一層美味しくいただけます。
やさしくまろやかな甘味とたっぷりな果汁が自慢の蒲郡温室みかんは食後のデザートに、お客様の接待など、またご進物・ご贈答などにもたいへん喜ばれます。是非この季節、たくさんお召し上がりください。

みかんの優れたパワー

①発ガンを抑制
ガン細胞に強力なバリヤー役をするベータクリプトキサンチンが多く含まれています。その含有量はオレンジの約100倍、発ガン抑制効果はベータカロチンの約5倍でみかん一日1~2個で食べるだけで十分効果があるといわれています。

②ビタミンCを効率よく摂取
ビタミンCの含有量は100gあたり約35㎎。こわれやすい性質のビタミンCを皮や袋がしっかりガードしてくれるので効率よく摂取することができます。

③食物繊維が多く整腸作用がある
中の袋についている白いスジにはペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは水溶性の食物繊維で、腸の中で水分を調整し、便秘を解消する力があります。

また逆に下痢を抑制する効果もあり、整腸作用に優れた効果がるといわれています。
そのほかにもみかんにはたくさんのすぐれた効能があります。

蒲郡みかんに関するいろいろな情報については蒲郡みかんのホームページを是非ご覧ください。

■販売担当者
果実第一部 部長
志賀 和典

ふくはる香いちご(福島)

品 名
いちご
品種名
ふくはる香いちご
産 地
福島県 JA東西しらかわ  他
入荷時期
前年12月中旬~本年5月上旬
最盛期
3月~4月

担当者からのコメント

福島県JA東西しらかわより、大玉果で糖度が高く、強い甘味が特徴のとっても美味しい「ふくはる香いちご」が順調に出回っています。
同JAでは福島県の最南端で本県いちご販売額の約1割を占めるまで着実に産地拡大が図られ、平成15年からいちご産地改革計画で減農薬・減化学肥料による高付加価値化を推進し、持続性の高い農業生産方式の取組みでは部会員がエコファーマーとなり、環境に配慮している産地でもあります。また15年度から福島県オリジナル品種の「ふくはる香」を導入し、JAブランドの「みりょく満点いちご」として出荷しています。
ふくはる香は福島県農業試験場において、女峰より良食味・大果で、促成栽培に適する高品質多収品種の育成を目標として、平成7年に章姫とさちのかを交配し、以後選抜を重ねながら平成14年に育成を完了し、平成15年2月にふくはる香として品種登録をした福島県生まれの新品種です。ふくはる香という品種名称は「福島の春の息吹と甘い香りをいちはやく消費者に届け、幸福感をともに味わいたい」という意味が込められているそうです。
さて、いちごには様々な効能があり、まずいろいろな果実の中でもビタミンCの含有量がナンバーワンで、レモンの2倍のビタミンCが含まれており、生活習慣病予防や風邪、美肌効果などがあります。大人が1日に必要なビタミンCの量は50gと言われていますが、いちごの大粒なものを5個も食べれば摂取できます。またビタミンCはコラーゲンの生成に重要な役割をもっており、血管・皮膚・粘膜などを丈夫にします。さらに最近ではいちごの天然甘味料(キシリトール)は虫歯予防にも効果があると言われています。
この季節、春の訪れにふさわしい今が旬の美味しいいちご、福島県オリジナル品種「ふくはる香いちご」を是非たくさんお召し上がりください。
※全国いちご消費拡大協議会が、毎月15日を「いちご」の語呂合わせと言うことで『いちごの日』と定めています。

美味しいいちごの見分け方

いちごはなんといっても鮮度です!。
ポイントとして、まずは実の全体が赤く艶の良いものでツブツブが立っているもの、いちごのへたが濃い緑でみずみずしいもの、スーパーなどではパックの底を見て、つぶれやキズなどのないものを選んでください。

いちごは果実?

一般的には果実として取り扱われていますが実はバラ科の野菜。メロンやすいかとともに「果実的野菜」と言われています。

いちごの美味しい食べ方

いちごは果実の先端にいくほど糖度が高くなりますので、へたの方から食べると美味しく食べられます。

いちごの保存法

買ってきたら、いたみをチェックし、浅めのパッドなどに移しかえます。重ねるといたみやすいので、重ねないでへたの方を下にして一段に並べ、ふたやラップをして冷蔵庫で保存します。(3日位持ちます)
またへたを取るといたみやすいので、へたはつけたままにしておきましょう。

■販売担当者
果実部 常務取締役
内藤 常夫

キウイフルーツ(愛媛)

品 名
キウイフルーツ
品種名
キウイフルーツ
産 地
愛媛県 JAえひめ中央 他
入荷時期
1月下旬~4月上旬
最盛期
3月~4月

担当者からのコメント

国内生産量第一位の愛媛県、JAえひめ中央より春を告げる果実「キウイフルーツ」が出回っています。
トロピカルフルーツのイメージが強いキウイフルーツ、実は中国が原産で、日本でもサルナシと呼ばれる野生種があります。
愛媛県には昭和40年代後半、ニュージーランドなどから組合や愛媛県果樹試験場に導入され、その後みかんや稲作の転換作物として昭和50年代後半から急速に栽培が進み、今では当JAは全国でトップクラスの産地となっています。
甘酸っぱくてみずみずしいキウイフルーツにはさまざまな効能があり、とくにビタミンCはみかんの約2倍。生食できるフルーツの中ではもちろんトップクラスで、一日1個で必要なビタミンCが摂取できるほか、風邪予防・疲労回復・美肌効果があり、食物繊維も豊富なので整腸作用にも優れています。カリウムは塩分の排出・高血圧の予防に効果があり、さらにカルシウムや鉄分などのミネラル分もフルーツの中では多く含まれています。またアクチニジンというたんぱく質分解酵素も含まれており、お肉料理の後、消化を促進するといわれており、調理前の下ごしらえにキウイ果汁を使うと柔らかくなるともいわれています。そのほかにもたくさんの効能があり、以前にフルーツ研究に熱心なアメリカのある大学が"もっとも健康によいフルーツは?"とのテーマでいろいろなフルーツの成分を分析調査したところ、キウイがトップに選ばれたそうです。
この時期、栄養満点な旬の味覚、さわやかな酸味と甘さの人気のフルーツ、愛媛県産「キウイフルーツ」を是非たくさんお召し上がりください。

キウイの追熟について

キウイは樹上で熟さないので収穫後に追熟させて楽しむフルーツです。
お店で買った後、まだ硬いものはご家庭でお好みに合わせて追熟させましょう。
目安は(縦に)上下を挟んで少しへこむ位がベスト。20度を超えない室温で放置するだけでもよいし、小さな穴を開けたポリ袋にりんごと共に入れておけば、より早く食べ頃を迎えることができます。(りんごから発生するエチレンガス(植物ホルモン)が追熟を促進してくれます。)

キウイフルーツの名の由来

ニュージーランドに"キウイ"という名前の鳥が生息していてその鳥にとても似ているフルーツなのでキウイフルーツと名付けられたそうです。
ちなみに"キウイ"はニュージーランドの国鳥なのです。

■販売担当者
果実第一部 係長
鈴木 智郎

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