日川白鳳・暁星もも(福島)
- 品 名
- もも
- 品種名
- 日川白鳳・暁星もも(早生種)
- 産 地
- 福島県 ふくしま未来 など
- 入荷時期
- 7月上旬~7月下旬
- 最盛期
- 7月中旬
担当者からのコメント
全国の桃の生産量において山梨県に次ぐ第二位の福島県はJAふくしま未来より夏の味覚、ももの早生種「日川白鳳・暁星もも」の出荷が始まります。
市町村単位では日本一を誇る福島市の桃は、吾妻山の麓、福島盆地の寒暖の差の激しい気候や肥沃な土壌で丹精に育まれました。
JAでは安全で安心な桃を育てるために性フェロモンを使い、農薬(殺虫剤)の使用量を従来の半分に削減し、さらに「おいしさの粒ぞろい」をキャッチフレーズに、光センサー選果機で選果をしますので甘さと美味しさは保障つきです。とくに伊達地区においては農薬適正使用の指導・監視業務分野で全国初の国際認証規格「ISO9001 2000年版」を平成15年に取得し、安全・安心な農産物を提供しており、皇室にも毎年美味しい桃を献上しているJAです。
現在のところ7月上旬には白鳳系の日川白鳳、中旬にはあかつき系の暁星が出荷されます。日川白鳳は、繊維質が少なく上品な甘さで果肉はとってもやわらかでジューシー、滴り落ちるほどの果汁はたまりません。暁星は福島県生まれの早生種で、あかつきの枝変わり、肉質がしっかりして甘味が強く食味が良好な桃です。8月に入ると福島代表品種あかつきも入荷する予定です。
桃は古代中国で「長寿の実」「仙果」と呼ばれていたように長寿の功があるといわれるヘルシーな果物です。種は「桃仁」と呼ばれ、血液の循環を良くする漢方薬にもなっております。桃は水分が豊富で、糖分や多種多様なミネラルをバランスよく含んでいるため、疲労回復や夏バテ防止に効果的です。また桃にはカリウムや食物繊維(ペクチン)が多く含まれており、血液中のコレステロールを減らして動脈硬化を防ぐ働きや、腸の働きを活発にし便秘を解消する効果もあります。そのほか桃の葉には湿疹や虫刺されにも効く成分や、鎮静作用がある成分も含まれていますので最近では入浴剤にも利用されているようです。さらに桃は体を冷やすことなく、寝汗を止める作用もあるといわれていますので、暑い夏を迎えるこの時季にぴったりの果実といえますね。
上品な甘さとしたたる果汁、自信をもってお奨めする旬の味覚、福島産「もも」を是非ご賞味ください。またご贈答などにも是非ご利用ください。
美味しい桃の選び方
形がよく整っていて皮に傷のないもの。白鳳などの白肉種は薄紅色になったころが食べ頃で成熟すると黄色味を帯びてきます。
桃の保存法
桃は冷やしすぎると風味が落ちますので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れると美味しくいただけます。長時間入れておく場合は一つずつ紙に包み、箱などに入れて冷気に直接触れないようにしてください。
桃の新しい食べ方
桃の食べる際、皮がむきづらく、皮をむいたり丸かじりすると、果汁で手や口がベトベトするのでいやだという方がよくいますね。そのような方はぜひ必見!。じょ~ずな桃のむき方というページでいろいろな方法を紹介していますので是非ご覧ください。
じょ~ずな桃のむき方のホームページ(ここをクリック)
ほかの地域にはない福島の桃の特徴
福島の桃は果実に袋をかけない無袋栽培が中心。他の地域では外観を良くするなどの理由で桃に袋をかけますが、福島では太陽の光をたっぷり当てて真っ赤にし、色と味のよい桃に育てています。さらに色や大きさだけでなく、見た目では分からない味を調べるため、選果に光センサーを採用。糖度を基準に選別した桃を出荷しています。福島の代表品種となっている「あかつき」ですが、もともとは小玉の品種。福島ではその味の良さを認め、いち早く栽培に取り組み今のような大きさ・色・味ともに見事な桃をつくり上げました。福島の生産者達の味へのこだわりが感じられますね。
■販売担当者
果実第一部 副部長
八巻 卓栄