いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

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葉しょうが(茨城)

品 名
葉しょうが
品種名
葉しょうが
産 地
茨城県 JAなめがた北浦
入荷時期
4月中旬~8月上旬
最盛期
5月~7月

担当者からのコメント

茨城県のJAなめがた北浦より、初夏の味覚「葉しょうが」が出回っています。
当JAは茨城県の東南部に位置し、霞ヶ浦・北浦に挟まれ南北に半島状の地形と比較的温暖な気候にも恵まれ、県下でも多目的産地として有数の農業地帯を形成し、年間たくさんの農産物を生産しております。産地ではEM農法(EMとは数多くの微生物の中から、作物生産に有効な乳酸菌・酵母・光合成細菌・放射菌・糸状菌など5群10属80種以上の微生物を集め、それを組み合わせて培養した液体のことで、これを利用して土や野菜の味を甦らせる。)で栽培し、通常の葉しょうがにくらべ、マイルドな辛みの美味しい味に仕上げています。
葉しょうがは、新しょうがが小指くらいの大きさになったときに葉をつけたまま出荷されるもので、現在は主にハウス栽培となっています。また産地では若取り出荷による高品質生産を目標にしており、当初は加温ものの出荷で5月下旬から6月上旬に無加温ものの出荷に変わります。
さて、しょうがの辛み成分はジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンでこれには強い殺菌作用があります。またガン細胞の増殖を抑制する作用や、発ガン物質が引き起こす遺伝子の突然変異を抑制する作用などもあるといわれ、ガンの予防に大きな効果がありそうです。そのほかにも血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあります。またしょうが特有の香り成分はシネオールといわれるもので、食欲増進の働きをもつものが含まれており、疲労回復や夏バテ解消に役立ち、健胃・解毒・消炎作用もあるといわれています。また料理においては臭い消しや脂の酸化防止効果などもあります。
健康にもよく、今が旬の爽やかな香りのみずみずしい茨城産「葉しょうが」をぜひお召し上がりください。

美味しい葉しょうがの選び方

葉しょうがは何といっても鮮度がいのち、葉の緑が濃くて元気なものがよいでしょう。
根の部分が白く、葉のつけ根が赤くて色がくっきりしているものが新鮮です。
乾燥すると味と香りが抜けるので、すぐ水につけ、湿った新聞紙に包み水分を保つようにしましょう。
ふつう捨ててしまう葉の利用法としては葉の部分をそのまま冷蔵庫に入れて消臭剤代わりにしたり、乾燥させて入浴剤としても利用できますのでぜひお試しください。

葉しょうがの美味しい食べ方

葉しょうがの一番美味しい食べ方は生のままです。
味噌をつけて食べれば本来の味が分かりますし、最近の若い世代の方にはマヨネーズなどもお薦めです。そのほか天ぷらなども年々注目されてきており、梅酢づけやしょうゆ・みりん・砂糖を合わせたものに葉しょうがを漬けておくと、これからの夏場に食欲がわく一品ともなります。
いろいろな料理法で葉しょうがの味をお楽しみください。

■販売担当者
蔬菜部 常務取締役
熊沢 晃

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