いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

旬の野菜・フルーツSeasonal vegetables & fruits

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ピーマン(茨城)

品 名
ピーマン
品種名
ピーマン
産 地
茨城県 JAしおさい波崎
入荷時期
4月下旬~7月下旬
最盛期
5月~6月

担当者からのコメント

茨城県のJAしおさい波崎青販部会より、日本農業賞金賞受賞の「ピーマン」が出回っています。
水はけのよい砂丘地帯と温暖な気象条件に恵まれたこの一帯は、まさしくピーマンにぴったりの風土で、昭和24年からピーマン栽培が始められ、連作がきく砂丘の特性もあって全国第一位の作付面積を誇る名産地になっています。
耐候性ハウスのため、農家は安心して栽培ができ、気象災害に左右されない安定した生産・出荷が可能になりました。平成15年度には部会員全員がエコファーマー(持続性の高い農業生産方式)の認定を受け、消費者へ「安心・安全・新鮮」をモットーに生産しています。育て方によって秋・冬・春に収穫する促成型、春・夏に収穫する半促成型、秋・冬に収穫する抑制型・・があり、一年中栽培されています。
艶やかに輝くピーマンは栄養たっぷりでカロチンやビタミンCが多く含まれています。カロチンは体に抵抗力をつけ、これからの夏バテ防止に。血液の浄化作用もあるので、髪や爪の色ツヤがよくなるということで美容に最適。ビタミンCは1個におよそ80㎎含まれており、これはレモンと同等かそれ以上です。生のままでは食べられなくとも、和・洋・中を問わず多くの料理でお召し上がりください。ビタミンCは熱に弱いといわれますが、ピーマンは組織がしっかりしているので加熱しても壊れにくく、ビタミンCの吸収を助けるビタミンPも豊富に含まれております。またピーマンの緑色のもとである葉緑素(クロロフィル)はコレステロールが血管に付着するのを防ぎ、体外に排出するのを助ける働きがあり、高血圧、動脈硬化などの予防に最適です。
このほかにもたくさんの体によい効能があり、是非毎日食べたい野菜のひとつ、美味しい旬の野菜、日本農業賞金賞受賞品「波崎ピーマン」をたくさんお召し上がりください。

美味しいピーマンの選び方

ピーマン全体の緑色が鮮やかで、艶やかな張りのあるものがよく、赤みや黒縞の入っているものは硬いものです。またへたを見て軸の新鮮なものが新しいものです。

ピーマンの保存法

ピーマンは水気を嫌うため、ラップで包むかポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存をしてください。
冷凍する場合は、沸騰したお湯に塩少々を入れ、縦1/4に切ったピーマンをサッと固ゆでにし、水気を切り、ラップやポリ袋で密封して冷凍庫へ。
使いやすく1ヶ月は保存できます。

ピーマンについて

ピーマンについて詳しい情報はJAグループ茨城のホームページをぜひご覧下さい。

■販売担当者
蔬菜第二部 副部長
水野 佑哉

なす(栃木)

品 名
なす
品種名
なす
産 地
栃木県 JAなすの
入荷時期
5月上旬~10月下旬
最盛期
5月~8月

担当者からのコメント

栃木県のJAなすの管内より、特産品「那須の美なす」が出回っています。
同JAは栃木県の北端に位置し、広大な耕地を生かし、水稲、畜産、園芸が盛んで、特になす・ねぎ・うどなどが知られております。那須の美なすは5月から10月まで出荷される夏秋タイプのなすで、鮮やかな紫紺色、淡白でいて独特の味わいと香りのあるなすです。
現在出荷されているのはハウス栽培のもので、式部という品種。皮がやわらかく形状がよい、また一年を通じて味も色つやも抜群です。同JAなす部会では品質のよいなすを生産するために優れた栽培技術を導入し、また出荷時期や栽培面積の拡大などにも力を入れており、消費者への供給基地となっております。
さて、茄子紺といわれるなす特有の色にはナスニン(アントシアニン色素)というポリフェノールの一種が含まれており、ガン予防に効果があるといわれています。またポリフェノールには血管をきれいにし、高血圧や動脈硬化を予防する働きもあります。
なすの場合、このポリフェノール(ナスニン)が皮の部分に多く含まれており、漬け物に鉄くぎなどを入れる習慣にはナスニンが鉄イオンと結合して色よく仕上がるだけでなく、色素を安定させることによりナスニンを多く摂取できる効果もあるのです。
さらになすにはアルカロイドやフラボノイドなどの抗ガン作用のある成分も認められています。なすに含まれているコリンはビタミンの仲間で記憶力をアップし、血圧を下げる働きがあり、胃液の分泌や肝臓の機能を高め、食欲不振や体の疲れを改善してくれるほか体を冷やす働きを持ち、炎症や痛みを抑えてくれます。
なすは低カロリー野菜というだけでなく、いろいろな効能もある美味しい野菜です。
「那須の美なす」は名前のとおり、他のなすに負けない「絶世の美女」を目指しています。紫紺色が極めて濃く、ほとんど黒といって良いほどの艶のある美なすは魅力ある一品です。これから夏場に向かい、煮てよし、焼いてよし、揚げてよしと和食・洋食・中華とどんな料理法でも美味しくいただける初夏の味覚、また夏野菜の代表格、栃木産「那須の美なす」を是非たくさんお召し上がりください。

美味しいなすの選び方

丸みを帯び、表面にくすんだ日焼けのあとのないもの。紫色が濃く、パンと張っていて艶のよいもの。ヘタについたとげがチクチクと痛いくらいのものが新鮮です。

なすの保存法

水分が蒸発しやすいのでラップに包んで常温保存を。冷蔵庫に入れると日持ちはしますが柔らかさがなくなり、味も落ちます。
熱帯原産の野菜なので、低温に弱いので冷えすぎは禁物。10度前後の涼しい所に保存してください。

調理のコツ

酸化酵素の働きで切り口がすぐ黒ずむので切ったらすぐ水につけてアク抜きを。小さめの皿などを重石にして、なすが浮き上がらないようにします。また切り口に塩をふっておくのがよいでしょう。(油で炒めたり、揚げる場合はアク抜きの必要はありません。)
ヘタの下の実は詰まって美味しいので、ヘタごと実を切り離さないようにしたほうがお勧めです。
油との相性がよく、油を吸収する特性があります。しかも、油っこくならず、まろやかになる。油で炒めてから味付けすると味を含みやすい。なすの揚げ煮のように油で揚げることにより、皮に艶が出て変色しにくくなる特性もあり、風味よく仕上がります。

■販売担当者
執行役員 蔬菜第二部 部長
阿部 宏

親ばかトマト(いわき)

品 名
トマト
品種名
親ばかトマト
産 地
福島県 JA福島さくら など
入荷時期
前年12月中旬~本年6月下旬
最盛期
1月~5月

担当者からのコメント

いわき市菊田施設園芸研究会より12月~6月にかけトマトが安定供給されています。
しっかりとした果肉と溢れるみずみずしさ、香り豊かでとびきりの甘さの「親ばかトマト」。
ここいわき市では太平洋に面した温暖な土地でこだわりの土づくりと人と環境にやさしいトマト作りをしており、平成14年には福島県特別栽培農産物の減農薬・減化学肥料栽培として認定されました。(認証シールを箱に貼り付けて出荷)本当に安全・安心なトマトとして出荷されています。
さて「親ばかトマト」のネーミングですが、実は「親ばかですが我が家の『自慢』のトマトです。」を略して名付けられたそうでまさにトマト生産者の自信作で、お薦めの商品でもあります。
西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらいトマトには様々な効能がありますが、特にリコピンは心臓病やガンの原因といわれる活性酸素を退治してくれる抗酸化作用があり、抗酸化力はベータカロチンの2倍、悪玉コレステロールの抑制効果もあります。また生で丸ごと食べられるので、熱に弱いビタミンCや皮の部分に多い食物繊維も効率よく摂ることができます。なんとトマト1個で1日のビタミンC所要量の40%の摂取ができるんですよ。
いわきの農産物にも指定されており、ミネラル豊富で健康的にも優れたパワーのある安全・安心な旬の美味しいトマト「親ばかトマト」を是非たくさんご賞味ください。

美味しいトマトの選び方

一般的にトマトはへたの緑色が濃く、ぴんと張っているのが新鮮である証拠。
丸みがあって重いものがみずみずしくて甘味も強いです。(水に浮かべてみると美味しいトマトは沈みます。)

トマトは野菜?果実?

かってアメリカではトマトが野菜か果実かで実際に裁判が起こってしまったことがあったそうです。トマトは植物学の分類では果実、つまり果物とされていますが、日本の農産物の分類では「木になるのが果物」と決められているそうで、トマトは野菜に分類されています。

親ばかトマトについて

親ばかトマトについて詳しくは、助川農園のホームページ(いわき市菊田施設園芸研究会の一員です。)をご覧ください。

■販売担当者
蔬菜第一部 課長補佐
櫻田 竜一

ブルームレス胡瓜(茨城)

品 名
きゅうり
品種名
ブルームレス胡瓜
産 地
茨城県 JA北つくば
入荷時期
前年12月中旬~本年7月上旬
最盛期
2月~5月

担当者からのコメント

茨城県はJA北つくばより12月から4月にかけ、美味しい「ブルームレス胡瓜」が出回っています。
JA北つくばは関東平野のほぼ中央、紫峰筑波山を南東に臨む茨城県の南西部に位置し、特に冬春きゅうりの栽培では全国上位の産地となっています。平均気温は13~14℃と温暖で、冬期の豊富な日射量が多く、きゅうり栽培に適した肥沃な土壌に恵まれており、きゅうりが本来持つ美味しさを引き出した高品質なきゅうりを生産しております。
きゅうりの現況は、今のところ天候にも恵まれ、花付き、着果状況ともに概ね良好です。4月上中旬にやや出荷の山が大きくなる模様で5月連休後あたりが出荷ピークとなるでしょう。作付面積の自然減もあり、4月の総体の入荷量は前年並かやや減少も、中旬以降は春作の増量にともない価格は下げ気配で推移すると見込まれます。
さて、きゅうりは水分が9割以上で、ビタミンC以外の栄養的特徴はありませんが、その緑色のすがすがしさと特有の香り、シャキッとした歯切れのよさとみずみずしさを味わう野菜です。
民間療法では、解熱作用、食欲不振を治し、利尿作用の効果があるとされています。これはカリウムを含んでいるためで、カリウムは塩分を体外に運び、血圧の上昇を防いだり、筋肉の働きをよくする成分です。
きゅうりは漬物や和食、洋食、中華とさまざまな料理にマッチする使いやすい食材です。これからの時季、いろいろな料理法で是非たくさんお召し上がりください。

ブルームレス胡瓜ってなに?

きゅうりは果皮の表面につく白い粉の有無によって「ブルーム胡瓜」と「ブルームレス胡瓜」に大きく分かれます。
ブルーム胡瓜は皮の表面にブルーム(果粉)と呼ばれる白い微小な粉をつけています。これは水分の蒸散を防ぎ、水をはじいて果面を保護するためにきゅうり自身が出す「ろう物質」でかってはこれが新鮮さの象徴でした。決して農薬の付着ではありません。
近年ブルームの出ない接ぎ木の台木が見つかり、これだと果皮に光沢があり、美しく、日持ちがよく新鮮に見えることから、ブルームのないブルームレス胡瓜が市場を占めるようになりました。

きゅうりの保存法

きゅうりはそれほど長持ちする野菜ではありません。
水気に弱く、傷みやすいので保存するときには水気をよく拭き、ポリ袋などに入れ、へたを上に立てた状態で冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

■販売担当者
蔬菜第一部 課長補佐
大和田 卓也

葉しょうが(茨城)

品 名
葉しょうが
品種名
葉しょうが
産 地
茨城県 JAなめがた北浦
入荷時期
4月中旬~8月上旬
最盛期
5月~7月

担当者からのコメント

茨城県のJAなめがた北浦より、初夏の味覚「葉しょうが」が出回っています。
当JAは茨城県の東南部に位置し、霞ヶ浦・北浦に挟まれ南北に半島状の地形と比較的温暖な気候にも恵まれ、県下でも多目的産地として有数の農業地帯を形成し、年間たくさんの農産物を生産しております。産地ではEM農法(EMとは数多くの微生物の中から、作物生産に有効な乳酸菌・酵母・光合成細菌・放射菌・糸状菌など5群10属80種以上の微生物を集め、それを組み合わせて培養した液体のことで、これを利用して土や野菜の味を甦らせる。)で栽培し、通常の葉しょうがにくらべ、マイルドな辛みの美味しい味に仕上げています。
葉しょうがは、新しょうがが小指くらいの大きさになったときに葉をつけたまま出荷されるもので、現在は主にハウス栽培となっています。また産地では若取り出荷による高品質生産を目標にしており、当初は加温ものの出荷で5月下旬から6月上旬に無加温ものの出荷に変わります。
さて、しょうがの辛み成分はジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンでこれには強い殺菌作用があります。またガン細胞の増殖を抑制する作用や、発ガン物質が引き起こす遺伝子の突然変異を抑制する作用などもあるといわれ、ガンの予防に大きな効果がありそうです。そのほかにも血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあります。またしょうが特有の香り成分はシネオールといわれるもので、食欲増進の働きをもつものが含まれており、疲労回復や夏バテ解消に役立ち、健胃・解毒・消炎作用もあるといわれています。また料理においては臭い消しや脂の酸化防止効果などもあります。
健康にもよく、今が旬の爽やかな香りのみずみずしい茨城産「葉しょうが」をぜひお召し上がりください。

美味しい葉しょうがの選び方

葉しょうがは何といっても鮮度がいのち、葉の緑が濃くて元気なものがよいでしょう。
根の部分が白く、葉のつけ根が赤くて色がくっきりしているものが新鮮です。
乾燥すると味と香りが抜けるので、すぐ水につけ、湿った新聞紙に包み水分を保つようにしましょう。
ふつう捨ててしまう葉の利用法としては葉の部分をそのまま冷蔵庫に入れて消臭剤代わりにしたり、乾燥させて入浴剤としても利用できますのでぜひお試しください。

葉しょうがの美味しい食べ方

葉しょうがの一番美味しい食べ方は生のままです。
味噌をつけて食べれば本来の味が分かりますし、最近の若い世代の方にはマヨネーズなどもお薦めです。そのほか天ぷらなども年々注目されてきており、梅酢づけやしょうゆ・みりん・砂糖を合わせたものに葉しょうがを漬けておくと、これからの夏場に食欲がわく一品ともなります。
いろいろな料理法で葉しょうがの味をお楽しみください。

■販売担当者
蔬菜部 常務取締役
熊沢 晃

新たまねぎ(佐賀)

品 名
たまねぎ
品種名
たまねぎ
産 地
佐賀県 JA唐津 上場
入荷時期
4月中旬~8月下旬
最盛期
5月~7月

担当者からのコメント

北海道に次ぐ生産量を誇る佐賀県はJA唐津上場地区営農より、ジューシーで甘い「新たまねぎ」が4月から8月まで出回っています。
佐賀県・上場産たまねぎは温暖な気候と赤土を活かし、丁寧な土づくりと海風に含まれるミネラル分をたっぷり含んだ評価の高い美味しいたまねぎです。また佐賀県特別栽培農産物認証制度の認可を受け、減農薬・減化学肥料による安全で安心なたまねぎ栽培に取り組んでおり、そのほか除草剤を一切使用しない特別栽培にも取り組んでいます。
さて、たまねぎは台所になくてはならない食材のひとつ、新たまねぎはそのままスライスして食べると絶品で、またサラダなど生でよし、炒めてもよし、煮ても揚げてもよしと幅広い料理に活用でき、また料理の素材ばかりでなく肉や野菜の臭み抜きや下味付けにも良く使われます。
たまねぎには刺激臭のもとである硫化アリル(たまねぎを切ると涙が出るのもこの成分のためです。また加熱すると非常に糖度の高いプロピルメルカプタンという物質に変化します。たまねぎを加熱すると甘くなるのはこのためです。)が含まれており、胃液の分泌を活発にし、食欲を促進させる働きがあり、また「血液をサラサラにする」効果もあります。血栓ができるのを抑制して脳梗塞や動脈硬化などの予防にも効果があるようです。
今が旬の美味しい野菜、健康的にも優れており、さらに料理の万能選手でもある、南の大地で育った特別栽培「上場たまねぎ」をぜひこの機会に味わってみてください。

新たまねぎの保存法

黄たまねぎや白たまねぎを春に早採りしたものが新たまねぎです。普通のたまねぎは茎が枯れて、倒れてから出荷されますが、新たまねぎは茎がまだ青い状態で切って出荷されます。皮は薄く扁平で、水分が多くてやわらかく、辛みが少ないことが特徴ですが、腐りやすくまたすぐに味が落ちてしまい、常温で一週間ほど置いておくと普通のたまねぎの味わいになってしまいます。2~3日ならポリ袋に入れて冷蔵庫で保存してください。
出来る限り早めに召し上がったほうが美味しいです。

食べているところは茎・根?

たまねぎは茎や根の部分を食べていると思っている人が多いのですが、実は葉の部分を食べているのです。葉の下の部分が成長とともに厚みを増し、重なり合って球形になったものです。この部分は一枚づつはがすと魚の鱗(うろこ)のようになることから鱗葉(りんよう)と呼ばれています。

■販売担当者
取締役 蔬菜第二部 部長
和田 弘幸

春にら(福島)

品 名
にら(春)
品種名
にら
産 地
福島県 JA夢みなみ あぶくま石川
入荷時期
4月下旬~6月下旬
最盛期
5月中旬~6月中旬

担当者からのコメント

福島県JA夢みなみ(あぶくま石川)より、露地栽培の美味しい「春にら」が出回っています。当JAは福島県中通り南部の阿武隈山系にまたがる恵まれた自然条件を活かし、安全で環境にやさしい野菜の生産を目指しています。
にらというと香りが特徴で、冬や夏のイメージが強いのではないかと思いますが、しかし春のこの時期のにらもとっても甘くて美味しいのです。冬に蓄積した養分がたくさん詰まっているため、濃緑色でやわらかく肉厚の刈り取ったばかりのにらの切り口からは、水分が滴り落ちるほどです。
にらには疲労回復や肩こりなどによいとされているビタミンB1を多く含み、体内でビタミンAになるカロチンやビタミンE・ビタミンCも豊富。ビタミンAには疲労回復や体を温める効果があるので疲れやすい方や冷え症の方におすすめです。またカリウムやカルシウム、食物繊維などもたっぷり含まれています。
にらの独特のにおいの元はたまねぎなどにも含まれている硫化アリルで、これはビタミンB1の吸収を高めたり、胃や腸の粘膜を刺激し、消化を助けたりという効果があります。食欲増進の効果もありますから、豊富な栄養分と合わせて、にらはスタミナ野菜の名に恥じぬ働きをするのです。また独特の香りが魚や肉の生臭さをやわらげ、食材の旨みを上手に引き出しますので特に中華料理などには欠かせない野菜のひとつです。
これだけたくさんの栄養素がありながら、価格がリーズナブルな野菜ですので、これから初夏をむかえ、ますます美味しくなってくる旬の味覚、健康野菜の福島産「春にら」を是非たくさんお召し上がりください。

美味しいにらの選び方

にらは一年中採れますが、旬は冬から春にかけて。この時期のにらは肉厚で甘さも強く、特に美味しいです。
選ぶときは葉の幅が広く肉厚で、色は濃緑色で葉先までピンと伸びているものを。切り口が瑞々しく香りが強いものが新鮮です。

保存・調理のワンポイント

にらは何といっても鮮度が命、いたみやすいので買ってきたら新鮮なうちにお召し上がりください。
風に当たるとしおれやすく、水に濡れるといたみやすいので、キッチンペーパーや新聞紙などで包んでからラップに包み、冷蔵庫の野菜室に立てて保存するとよいでしょう。
切り口が空気にふれていると酵素の働きによってにおいが増すので、調理の際には直前に切るのがにおいを抑えるコツです。

■販売担当者
蔬菜第一部 課長
坂本 智哉

グリーン・アスパラ(福島)

品 名
アスパラガス
品種名
グリーン・アスパラ
産 地
福島県 JA会津よつば 北会津
入荷時期
3月下旬~10月上旬
最盛期
5月上旬~5月中旬

担当者からのコメント

福島県JA会津よつば北会津より、雪解け後の遅い春の陽射しをいっぱい受けて美味しく育った会津の特産品「グリーン・アスパラ」が出荷されています。
アスパラの生育過程は根(根株)をいくつかのアスパラで共有しており、夏から秋にかけ収穫せずに伸び続けた状態にし、その間根株に栄養を蓄えています。そして蓄えた栄養で春になるとぐんぐん伸び、一日に6~8cmも伸びます。ですから地面に出てきて収穫するまで4日もあれば充分なんです。
この時期のアスパラは柔らかくシャキッとした歯ざわりと、みずみずしさが魅力の野菜です。
さて、アスパラの栄養価としては、野菜の中では珍しくたんぱく質が比較的多く、アスパラギン酸という必須アミノ酸やビタミンA・B1・B2・Cも多く含まれています。アスパラギン酸は疲労回復や新陳代謝を促進したり、たんぱく質の合成を高めてくれる効果があります。穂先には毛細血管を丈夫にする働きのあるルチンが多く含まれており、動脈硬化や高血圧予防によいとされ、利尿効果もあります。またアスパラはカロチン、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取することができ、抗腫瘍作用もあるほか、赤血球をつくるための葉酸を含んでいるため、貧血などにも効果があるといわれています。
会津特産の美味しい春の旬の味覚、健康野菜の「グリーン・アスパラ」を是非ご賞味ください。

美味しいアスパラの選び方

アスパラは中太で、切り口が乾燥しておらずまた穂先がしっかりつぼんでいるものが良品です。

アスパラの保存法

アスパラは生のままでは鮮度が落ちるので茹でてから冷蔵庫で保存しましょう。
翌日使う場合は、ゆで汁にひたして密閉容器にいれて保存する。茹でる時間がないときはラップに包み、冷蔵庫の野菜室へ。

JAあいづのアスパラ情報

alic農畜産業振興機構のホームページ内の産地紹介の中でJA会津よつばのアスパラ情報について詳細な説明があります。
JA会津よつば地区のアスパラ産地紹介ページ(ここをクリック)をぜひご覧ください。

■販売担当者
蔬菜第一部 課長補佐
鈴木 翔子

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