だいこん(千葉)
- 品 名
- だいこん
- 品種名
- 青首だいこん
- 産 地
- 千葉県 JAちばみどり銚子野菜連合会
- 入荷時期
- 前年11月中旬~本年5月下旬
- 最盛期
- 前年11月下旬~本年1月下旬(秋冬)
3月~4月(春だいこん)
担当者からのコメント
全国一のトンネルだいこんの生産地を誇る千葉県JAちばみどり銚子野菜連合会より「秋冬だいこん」が出回っています。
銚子は千葉県最東端にあり、その南東部分は太平洋に面し、北は利根川沿線の低地、西は表層を関東ローム層で覆われた北総台地に連なって立地しています。海洋性の温暖な気候に恵まれ、昭和の初期からだいこんが生産されており、現在銚子では生産者数380名が650haを作付けしています。はやくから超低農薬、有機ブランド栽培に取り組み、生産履歴(トレーサビリティ)をはじめ平成15年には「もっと安心農産物」に登録、同時に「ちばエコ農産物」の認証を受けています。
出荷期間は前年11月から本年5月まで。2月から4月の春先には”さわやかだいこん”その他の時期は”銚子(灯台印)だいこん”の名で出荷されます。
だいこんはアブラナ科の1、2年草で日本では古くから各地でいろいろな品種が作られていましたが、現在では青首だいこんが全国的に普及しています。青首だいこんは地表に出ている部分が緑色になるので見た目がよく、適度な大きさで作りやすいことから全国に広まり、生食、煮物、漬物などいろいろな料理法に利用されております。
美味しいだいこんの見分け方としては、根の部分は白く、きめこまかく、張りと光沢のあるもの。茎の切り口に「ス」が入っていないもの。またひげ根やくぼみがなく、丸身が円形で持ってみてずっしりと重いものがよいでしょう。
だいこんは野菜の中で生産量、作付面積ともにナンバー1の商品です。健康的にも優れており旬の味としても欠かせない美味しい千葉産「だいこん」を是非ご賞味ください。
だいこんの効能
根部はビタミンC、葉にはビタミンA(カロテン)、B2、C、カルシウム、鉄分、食物繊維の宝庫で、肌を丈夫にきれいにし、便秘などにも効果的です。
また根に含まれているでんぷん消化酵素のジアスターゼとオキシターゼは炭水化物の消化を助けたり発ガン物質を分解したり、たんぱく質や脂肪の消化を助けるともいわれている健康野菜です。
だいこんの保存法
保存の適温は5℃前後です。
泥付きなら土の中もしくは新聞紙などに包んで暗い場所に、洗った物は適度な湿度を保つためにビニール袋、新聞紙、ラップなどに包んで冷蔵庫で保存してください。
新聞紙に霧を吹いておくとよいでしょう。
大根おろしは水気を切って冷凍保存しておくことができます。予め小分けにしておくと便利です。
■販売担当者
執行役員 蔬菜第二部 部長
阿部 宏
秋冬はくさい(茨城)
- 品 名
- 秋冬はくさい
- 品種名
- 菜黄味(黄芯系)
- 産 地
- 茨城県 JA常総ひかり 八千代
- 入荷時期
- 前年10月中旬~本年2月下旬
- 最盛期
- 前年10月下旬~本年1月
担当者からのコメント
茨城県は全国一のはくさいの生産地、JA常総ひかりより「秋冬はくさい」が前年10月から本年2月にかけ出回っています。
生産地は関東平野のほぼ中央、茨城県の南西に位置し、年間平均気温14℃前後の温暖な気候と水はけの良い土壌で、その土には有機質をたっぷり入れ、また株間を広くとることにより栄養が全体に行き渡るようにしており、高品質で美味しいはくさいを生産しております。栽培品種は菜黄味といい、芯が黄色でジューシーで、軟らかく甘いのが特徴です。
淡泊な味わいがどんな素材にも合うはくさいは、外側の葉は汁の実や炒め物に、内側の葉は鍋物や漬物に、そして芯の部分はゆっくりと煮込んだりと丸ごと一個食べられて、料理に万能な野菜の代表選手です。
はくさいは約96%が水分ですが、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維が豊富で、特に冬に不足しがちなビタミンCやミネラルの貴重な供給源になります。ビタミンCは風邪や美肌に効果的、カリウムは塩分を体外に排出するので高血圧予防に有効で、食物繊維が胃腸のぜん動運動を促し、便秘や大腸がんの予防にも期待できます。またはくさいはアブラナ科の野菜です。アブラナ科に含まれているジチオールチオニンは発がん物質を解毒する酵素の生成を促進し、がんも抑制してくれます。
冬本番を迎え、とくに鍋ものの恋しい季節を迎えます。鍋もの、炒め物、クリーム煮、スープ、サラダ、漬物などいろいろな料理法で健康的な旬の野菜、茨城産「秋冬はくさい」を是非たくさんお召し上がりください。
※こちらのJA常総ひかりのはくさいに関するホームページもご覧ください。
はくさいの保存法
冬場は丸ごと数枚の乾いた新聞紙に包み凍らないぐらいの冷暗所に根の部分を下にして立てかけておけば2~3週間は保存できます。使うたびに外側から1枚ずつはがして使い、冷蔵庫に入れてもじゃまにならないくらいの大きさになったら野菜室で保存します。
ちょっと変わった保存法としてざく切りした冷凍白菜は料理に重宝します。葉の部分を5cmくらいの大きさに切り、固めの塩ゆでにします。水気をしっかりときり、密閉容器で冷凍します。使うときは凍ったまま炒め物や煮ものに使います。2ヶ月くらいは充分持ちます。
美味しいはくさいの選び方
重量感があり、葉がしっかり巻いているものがよいでしょう。また根元の切り口が新鮮なものを選んでください。
カットされているはくさいの場合、切り口の中心部分が盛り上がっていないものが新鮮である証です。(中心部分は切られても成長を続けるため、時間が経つと盛り上がってしまうのです。)
■販売担当者
執行役員 蔬菜第二部 部長
阿部 宏
中玉トマト(いわき)
- 品 名
- トマト
- 品種名
- 中玉トマト
- 産 地
- 福島県 JA福島さくら・いわき地区など
- 入荷時期
- 前年11月上旬~本年6月下旬
- 最盛期
- 前年12月~本年5月
担当者からのコメント
福島県JA福島さくら・いわき地区より前年11月より本年6月にかけ「中玉トマト」が安定供給されています。
栽培方法は清潔な環境のなか、養液栽培で高品質で安定した美味しい中玉トマトを生産しております。
中玉トマトは大玉トマトとミニトマトの中間の大きさのため、一口サイズで食べやすく、食味は大玉トマトより糖度が高く、ミニトマトよりトマトの味は濃厚なので、サラダにし、ドレッシングなどをかけて食べても美味しいですが、そのままフルーツ感覚で丸ごと食べるのがベストです。また赤色が強いのでリコピン、ビタミン類は大玉トマトより多く含まれております。
西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらいトマトにはさまざまな効能がありますが、特にリコピンは心臓病やガンの原因といわれる活性酸素を退治してくれる抗酸化作用があり、抗酸化力はベータカロチンの2倍・悪玉コレステロールの抑制効果もあります。また生で丸ごと食べられるので、熱に弱いビタミンCや皮の部分に多い食物繊維も効率よく採ることができます。
サラダや料理のポイントなどにもかわいいトマト、健康的にも優れている旬の野菜(フルーツ?)、「中玉トマト」を是非ご賞味ください。
美味しいトマトの選び方
一般的にトマトはへたの緑色が濃く、ぴんと張っているのが新鮮である証拠。
丸みがあって重いものがみずみずしくて甘味も強いです。(水に浮かべてみると美味しいトマトは沈みます。)
トマトは野菜?果実?
かってアメリカではトマトが野菜か果実かで実際に裁判が起こってしまったことがあったそうです。トマトは植物学の分類では果実、つまり果物とされていますが、日本の農産物の分類では「木になるのが果物」と決められているそうでトマトは野菜に分類されています。とはいうものの最近ではフルーツトマト(中玉トマト)が大人気です。
■販売担当者
蔬菜第一部 係長
江尻 武志
エリンギ茸(宮城)
- 品 名
- エリンギ茸
- 品種名
- エリンギ茸
- 産 地
- 宮城県 ホクト㈱宮城センター
- 入荷時期
- 通年
- 最盛期
- 特になし(通年)
担当者からのコメント
きのこの美味しい時期になってきました。ここで紹介するエリンギ茸はヒラタケの仲間で原産地はヨーロッパ・中央アジアなどで日本に導入され、栽培が確立し市場に流通しはじめたのはここ最近です。
エリンギ茸の特徴のまつたけに似たシャキシャキした歯ごたえや甘味みと旨味がある食味が受け入れられ、急激に需給量を増やし瞬く間にメジャーなきのこになりました。
ホクトのエリンギ茸は、衛生的な工場施設のもとで安心・安全を第一に考え、通年を通じ安定供給しています。栽培方法はビン栽培で原料の詰込から栽培、包装まで全自動システムで、人手を掛けず衛生的に行なっております。またホクトきのこ総合研究所を設けており、信州大学などと共同で、きのこの薬効効果の研究にも取組み、エリンギ茸の肝障害の予防に効果的など学術的発表もこれまで多くしています。
一年を通じ消費量の多いきのこでいろいろな料理法で美味しくいただける「エリンギ茸」を是非この時季、たくさんお召し上がりください。
きのこのあれこれ
エリンギ茸はじめ、ぶなしめじ、まいたけなどのあれこれ、きのこを使ったクッキング、体にいい話など、きのこについてのいろいろな情報が満載されているホクトきのこのホームページ(ここをクリック)を是非ご覧下さい。
■販売担当者
蔬菜第一部 係長
鈴木 翔子
秋冬ねぎ(いわき)
- 品 名
- ねぎ
- 品種名
- ねぎ
- 産 地
- 福島県 JA福島さくら
いわき市内出荷者
- 入荷時期
- 前年11月中旬~本年3月下旬
- 最盛期
- 前年11月下旬~本年2月
担当者からのコメント
今では一年中食べられますが、ねぎは冬または冬に向かう11月~3月の今が一番美味しい時季です。ねぎは気温が低くなってくると、甘みや風味が一段と増してくるからです。そこでいわき市の代表的野菜、重点作物にも指定されている「秋冬ねぎ」の登場です。
いわき市では100年以上前の明治初期から栽培が始まりましたがその後品種も変わり、現在では消費傾向から柔らかく、白根の長い、分けつの少ない高品質の「いわきねぎ」として約160haの栽培面積を誇り、生産量は約4000tと今では福島県一のねぎの産地となっています。
出荷形態はJA扱のものは5㎏箱(バラ・束)入り、いわき市内生産者のものは500g束と用途に応じて出荷されています。
さて、ねぎには様々な効能があり、ねぎ特有のツーンとくる辛みはアリシン(硫化アリルの一種)で血行を良くし、からだを温める働きや疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を促進する働きもあり、まさにこの時期、風邪の予防・治療に最適。また血液をサラサラにする効果や葉緑素、ビタミンC、食物繊維なども豊富に含まれております。
ねぎはご家庭でなくてはならない食材の一つで薬味や鍋物、焼き物、スープやサラダなど和・洋・中華料理全般に利用できる万能野菜です。特にこれからは鍋物の美味しい季節、健康的にも優れており、またいわきの特産品としても指定されている今が旬の野菜「秋冬ねぎ」をたくさんお召し上がりください。
ねぎの保存法
切ったねぎを保存するにはポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。1本で保存する場合は湿らせた新聞紙に包んで冷暗所で保存します。泥付ねぎは、葉を出して日陰の土に埋めておくと長持ちします。
美味しいねぎの選び方
葉と白根の緑色と白色がはっきりしているもので鮮やかなもの。白い部分が長く、また張りと艶があって重たく、硬くしまっているものがよいでしょう。
ねぎの歴史
原産は中国西部、シベリアとされています。日本では奈良時代ごろから食用していたそうです。関東では白い部分を食べる白ねぎ、関西では葉の緑の部分を食べる葉ねぎが好まれていましたが、近年では料理に合わせて使い分けるようになっています。
■販売担当者
蔬菜第一部 副部長
小松 和徳
紅あずま甘藷(茨城)
- 品 名
- かんしょ
- 品種名
- 紅あずま
- 産 地
- 茨城県 JA茨城旭村
- 入荷時期
- 前年8月上旬~本年6月上旬
- 最盛期
- 前年10月~本年2月
担当者からのコメント
冬本番、さつまいもの美味しい季節が到来しました。
全国でも有数のさつまいもの産地、茨城県JA茨城旭村より「紅あずま甘藷」が本格的に出回っています。
旭村は茨城県の東南部に位置し、東は鹿島灘、北は涸沼に面し、自然に恵まれた豊な純農村地域です。温暖な気候と水はけのよい酸素を多く含んだ圃場は甘藷を栽培するための条件にぴったり合っています。この恵まれた条件に加え伝統ある優れた栽培技術が評価の高い美味しいさつまいもを育てます。
栽培されている品種は「紅あずま」。鮮やかな紅色で、甘みが強く、生食用甘藷の代表的存在です。焼いもやふかしいも、てんぷら等あらゆる調理法で美味しくいただけます。
甘藷は健康野菜の一つで主成分はエネルギーのもとになるでんぷんや糖質、その他ビタミンやミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれており、たくさんの体によい効能があります。
中が濃い黄色の甘藷にはカロテンが含まれており、カロテンは体内に入るとビタミンAの働きをして体調を整え、がんの予防にも役立つといわれています。またカリウムも豊富で、体内の塩分バランスを調整することから高血圧予防に効果があり、ビタミンEは酸化脂質を抑え、老化防止に働きます。
さらに甘藷にはみかんと同じくらいのビタミンCが含まれています。ビタミンCは水に溶ける性質がありますが甘藷の場合、皮をむいても表面のでんぷんが加熱で糊化することから、加熱しても6割以上が損失しないで残ります。そのため美容、風邪の予防、ストレス対策などに効果があります。また食物繊維も豊富にあり便秘、大腸がんの予防、美容などにも欠かせない野菜と言われております。
昔から「九里四里(栗より)うまい十三里)」といわれるほど美味しく健康的に優れている冬の味覚、茨城産「さつまいも」をぜひこの時季、たくさんお召し上がりください。
さつまいもが甘くなる理由
さつまいもが甘くなるのはでんぷん質にあります。でんぷんが糖化してどんどん甘くなっていきます。秋に収穫された時からゆっくり糖化しはじめ、糖化が止まることはありません。さらに水分が少しずつ抜けていき糖分が凝縮されていくのです。そのため秋から冬に食べていた美味しいお芋は春夏に向けてさらに甘く、美味しくなっていきます。
美味しいさつまいもの選び方
ふっくらと太っていて、皮がきれいでなめらかなものが良く、黒い斑点のないものを選びましょう。またひげ根の跡は小さいほうが良品です。また細いさつまいもよりは太いさつまいもの方が繊維質が少ないので味は良いでしょう。
さつまいもの保存法
さつまいもは寒いところが苦手ですから冷蔵庫に入れると「しもやけ」を起こし、黒ずんで痛んでしまいます。戸外で保存する場合も同様ですから12月を過ぎたら外に置かないようにしましょう。寒すぎないように、乾燥させないように新聞紙などに包んで、日の当たらない暗い所で保存するのが一番です。
■販売担当者
蔬菜第二部 係長
星 優太
春キャベツ(千葉)
- 品 名
- キャベツ
- 品種名
- 春キャベツ
- 産 地
- 千葉県 JAちばみどり銚子野菜連合会
- 入荷時期
- 前年10月中旬~本年6月上旬
- 最盛期
- 前年11月~本年4月(春キャベツ)
4月~5月(新キャベツ)
担当者からのコメント
千葉県JAちばみどりより、灯台印の春キャベツが10月から6月にかけ順調に出回っています。
同JAでは黒潮の恵みによる温暖な海洋性気候を生かし、昭和28年から作付が開始されました。昭和32年より「灯台印」の名称で出荷され、現在では銚子を代表する農産物として指定産地にもなっています。
産地では主として葉の柔らかさとみずみずしさ、また甘さで好評な春系キャベツが栽培されており、とくに春系品種「金系201号」の導入や栽培が難しい厳寒期収穫には耐寒性の強い「YR春系305号」などの品種を導入することにより、11月から6月までという長期出荷が可能となっています。さらに昭和50年頃からはキャベツの畝間にさらにキャベツを作付する「二番ざしの方法」が普及するようになり、作付面積の拡大が図られ、今では冬春栽培では日本一の栽培面積となっています。また産地では現在、環境にやさしい農業を推進しており、平成15年には農薬・化学肥料の使用は慣行の50%以下、生産履歴の記帳・開示など厳しい基準の「ちばエコ農業産地」の認証も受けております。
キャベツはビタミンCをはじめ、カルシウム、カリウム、ビタミンUなど豊富に含んだ健康野菜です。特にビタミンU(キャベジン)は胃潰瘍に効果があるといわれており、胃腸の調子を整える野菜として最適です。
キャベツは日本での栽培面積、収穫量ともにだいこんについで多い人気の野菜。いろいろな料理法にも対応できる万能野菜です。これからますます美味しくなってくる本場千葉産「春キャベツ」をたくさんお召し上がりください。
美味しいキャベツの選び方
春系キャベツは巻きが柔らかで弾力のあるもの、寒玉(冬キャベツ)は巻きが固く重量感のあるものがよいでしょう。また外葉が濃い緑色をしているものが新鮮です。
上部に割れ目が入っていたり、芯の切り口が割れているものは古いキャベツですので芯の切り口が新鮮なものを選びましょう。
キャベツの保存法
涼しい季節の保存なら、新聞紙などで包み冷暗所においても大丈夫です。
カット売りの場合は冷蔵庫の野菜室に入れ、できれば新聞紙や湿らせた紙でくるみ、ポリ袋で軽く包むとよいでしょう。
キャベツの名前の由来?
キャベツという名は英語の(Cabbage)。
キャベッジがなまったものです。キャベッジは頭でっかちをからかう古いフランス語カボシュからつけられたとのことです。
■販売担当者
執行役員 蔬菜第二部 部長
阿部 宏
えのきだけ(新潟)
- 品 名
- えのきだけ
- 品種名
- えのきだけ
- 産 地
- 新潟県 JA北魚沼 川口
- 入荷時期
- 通年
- 最盛期
- 特になし(通年)
担当者からのコメント
長野県に次ぎ、生産量全国第二位を誇る新潟県JA北魚沼・川口より、この時季のきのこ「えのきだけ」が出回っています。
かっては農家の冬場の副業であったえのき栽培でしたが年々増え続ける消費量に対応し、産地では冷蔵施設や温度・湿度管理設備を取り入れた計画的な栽培が行なわれております。現在は100gと200g入れがありますが主流は200gとなっており、年に4回植菌され、一年中安定して出荷がなされております。
えのきだけは低カロリーで、また旨味成分であるグルタミンを豊富に含み、さまざまな料理の味わいに旨味をプラスする食材ですが近年は味以上に健康への効用が注目されており、普通の食生活で摂取しにくいビタミンB1、B2を多く含み、代謝機能の向上や肝機能を高める働き、その他免疫機能を高めたり、動脈硬化の予防やガンを抑制するなどいくつもの健康的に優れた研究成果が発表されております。
秋も深まり、ほんとうに鍋ものが恋しい季節になりました。その鍋ものにはぜったい欠かせない美味しい旬のきのこ。高品質でシャキッとした歯応えのある新潟産「えのきだけ」を是非たくさんお召し上がりください。
美味しいえのきだけの選び方
傘が白くて固く、開ききらないもので、軸が何本も重なって群生してあるもの。
袋の中の空気が少なく、傘や軸が軟化していないものが良いでしょう。
美味しい調理法
ほどよいぬめり、さわやかが歯応えを生かして味噌汁、寄せ鍋、さっとゆでて大根おろしの三杯酢、あんかけ、すき焼き、天ぷら、フライ、野菜炒めなどいろいろな料理法でたくさんお召し上がりください。
■販売担当者
蔬菜第二部 副部長
水野 佑哉