ばれいしょ(北海道)
- 品 名
- ばれいしょ
- 品種名
- 男爵、メークイン
- 産 地
- 北海道 JA士幌、JA札内、
JA浦幌町 など
- 入荷時期
- 8月中旬~翌年4月下旬
- 最盛期
- 9月~翌年2月(安定供給される予定)
担当者からのコメント
北海道の各JAより本年産ばれいしょ(男爵・メークインなど)が本格的に出回っています。
ばれいしょは日本全国各地で栽培されていますが、原産地のアンデス地方とよく似ている冷涼な気候・風土に適している作物であることから、北海道では全国の収穫量の約8割を占める全国一のばれいしょ産地となっています。
現在の道産ばれいしょの状況は、大玉傾向だが玉付きが少ないため予想入荷量は前年、平年に比べ微減。出回り量自体は充分あるため、相場は大きな山谷なく推移するでしょう。
北海道ではばれいしょの奨励品種として、男爵やメークインをはじめ約50種類の品種を作付けしているそうです。そのうち球形で芽が深い男爵、きたあかりなどは比較的でんぷん質が多く、ホクホクした食味はコロッケ・粉ふきいも・サラダなどに向いており、長めの形のメークインは還元糖の含有量が多く、甘味が強く煮崩れしないことから肉じゃが・シチューなどの煮込料理に適しています。このような特長を生かして料理に応じ、ばれいしょの種類を使い分けるようにするとさらに美味しくいただけます。
さて、ばれいしょの主成分は炭水化物で、ミネラル、繊維質、ビタミンB1、Cなど豊富に含まれています。特にビタミンCはりんごの3倍もあり、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれているそうで、また加熱しても壊れにくいのが特徴です。またばれいしょはカリウムの王様といわれるほどカリウムを多く含み、体内の塩分バランスを保つ働きのほか、腎臓機能の低下や高血圧の予防、治療などに効果があるといわれています。
ご家庭でなくてはならない野菜の一つ、健康的に優れており、これからますます美味しくなってくる北海道産「ばれいしょ」をいろいろな料理法でたくさんお召し上がりください。
ばれいしょの名前の由来
ばれいしょは漢字で「馬鈴薯」と書きますがその意味は?それはじゃがいも畑に行って掘ってみればすぐ分かります。しなびた種いもと一緒にたくさんのいもが鈴なりになっており、なんと種いもの約15倍も取れます。その様がまさに馬の首につける鈴のようだからです。ばれいしょは昔から飢饉に役立つ、お助け芋だったそうです。
ばれいしょの保存法
常温で保存する場合は、新聞紙に包んでかごやネットに入れるなどして通気性をよくし、日陰の場所で保存しましょう。5℃くらいの暗い場所なら長期保存が可能。大量に手に入ったときはりんごを1~2個一緒に入れておくと、ばれいしょの発芽を防ることができるそうです。冷蔵庫での保存は野菜室に。
※ばれいしょ、かんしょに関するいろいろな情報については「日本いも類研究会のホームページ」を是非ご覧ください。
おもしろい情報が満載です。
■販売担当者
取締役 蔬菜第二部 部長
和田 弘幸