いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

旬の野菜・フルーツSeasonal vegetables & fruits

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レタス(岩手)

品 名
レタス
品種名
レタス
産 地
岩手県 JAいわて奥中山
入荷時期
6月上旬~10月上旬
最盛期
6月下旬~9月中旬

担当者からのコメント

岩手県JAいわて奥中山より6月から10月にかけ「レタス」が順調に出荷されています。
標高400~700mのいわて奥中山高原では一面のレタス畑を目にすることが出来ます。真夏でも肌寒さを感じる日の出前の早朝から収穫が始まり、ヒンヤリしたままの箱詰めしたものをそのまま野菜集荷場に運び、真空予冷処理をすることでさらにヒンヤリした状態で出荷されるため、新鮮で手に取ったときのパリパリ感のあるシャキッとした歯ざわり、そしてほんのりとしたにがみの中にも甘さのある絶品のレタスが出荷されます。
同JAのレタスのキーワードは品質・安全・鮮度。レタス栽培に適した冷涼で豊な自然環境、栽培を手がけて40余年の経験からくる確かな技術力と誠実な生産者の姿勢。食の安全性に関してはJA全農いわてが栽培管理と記録の保管のため推進している栽培記帳を徹底指導。専任の回収(トレーサビリティ調査員)スタッフを導入し、第三者的な立場から情報を管理しています。
農薬に頼らない強いレタスを作る!。奥中山の栽培農家が特に力を入れている課題で、最も基本となるのが土づくり。JAと県が一体となって定期的な土壌分析を実施しており、常に美味しいレタスを生産するため最良の状態に保っています。
さて、レタスは成分の95%が水分である淡色野菜ですが、ビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。とくに多く含まれている栄養成分ではカロチン、ビタミンC・E、カリウムなどがあげられます。カロチンは活性酸素の働きを抑制する作用により体の老化やガンを防ぐ効果、また免疫力を活性化し、風邪を予防する働きもあります。ビタミンCは疲労回復や肌や皮膚を若々しく保つ美容効果、ビタミンEは血液の循環をよくする作用から「若返りのビタミン」とも呼ばれ、老化防止に効果があります。また体内の余分なナトリウム(塩分)を効率よく排泄し、むくみの改善や、高血圧予防作用があるカリウムも豊富に含まれており、ほかにもカルシウム、鉄分、食物繊維を含み、食欲増進や便秘解消などにも効果があります。
レタスはサラダなど生で食べるばかりでなく、炒める、茹でるなどいろいろな料理法で楽しめる家庭では欠かせない野菜の一品です。これから真夏を迎えるこの時季、健康的にすぐれており、とても美味しく新鮮ないわての純情野菜、いわて奥中山「レタス」を是非お召し上がりください。

レタスの由来

レタスは、キク科の1年生または2年生の葉菜です。種類が多く原産地は諸説あり、よく解っていません。古くからサラダ用に栽培されており、紀元前6世紀にペルシャで栽培されていたと言われています。日本への渡来は古く、平安時代に「ちしゃ」が食卓に登場したようです。「ちしゃ」という和名は、切ると白い乳液がでるため「乳草」から「ちさ」に転じ命名されたと言われています。その乳液にはラクッコピコリンが含有されており、鎮痛、催眠効果があるようです。
レタスが普及し始めたのは明治以降で、この頃に普及したレタスは「タマジシャ(現在は玉レタス)」という結球性のものでした。玉レタスのうちキャベツのように結球するクリスプヘッド型のものをレタスと呼び、その他非結球ののものはサラダ菜やサニーレタス、グリーンレタスなどと呼ばれています。

美味しいレタスの選び方

レタスは株の切り口が10円硬貨くらいの大きさで白く乾燥していないものを選びましょう。切り口があまり大きいレタスは切り口から水分が蒸発してしまい、みずみずしくありません。また葉がやわらかで艶があり、外葉の緑色が濃いものほど味がよく、栄養価も高いと言われています。
レタスを生で食べるときはぜひ手でちぎって食べてください。手でちぎると包丁で切るよりも断面が粗くなるため、水にさらしたとき水分が吸収されやすくなり、歯ざわりがよくなります。またちぎったレタスを冷水にさらして水気を切り、食べる直前まで冷蔵庫で冷すとさらにおいしくいただけます。

■販売担当者
蔬菜第二部 副部長
水野 佑哉

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