いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

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えだまめ(千葉・茨城)

品 名
えだまめ
品種名
えだまめ
産 地
千葉県 JAちば県北
茨城県 水海道・岩井地区 など
入荷時期
6月中旬~8月上旬
最盛期
7月

担当者からのコメント

当月は梅雨も明けてビアガーデンの恋しい季節となるでしょう。そこでビールの定番のおつまみと言えば枝豆ですが、千葉県JAちば県北(野田地区)や茨城県(水海道・岩井地区)などから現在、香りが高く、甘みに富んだ美味しい「えだまめ」が出回っています。とくに千葉県は全国収穫量一位で5~6月はトンネル・マルチもの、7月からは露地ものが出荷されます。
えだまめは鮮度が勝負、産地では予冷されての出荷となります。また枝つきのものは枝が鮮度保持に役立ちますので、お買い求めの際はぜひ枝つきのものをお奨めします。
えだまめは未成熟な大豆で、実を枝つきのままで茹でて食べたことからこう呼ばれました。豆と野菜の両方の栄養的特長をもっています。なんと夏の栄養補給源として奈良時代から食べられていたそうです。
えだまめは「畑の肉」ともいわれる大豆同様、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、カリウム、食物繊維、鉄分などを多く含んでおり、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変え体内で疲労物質に変わるのを防ぎ、新陳代謝を促し疲労からくるスタミナ不足の解消に効果があり、食物繊維は便秘の改善に、鉄分は悪性貧血の予防効果があります。
また、えだまめには大豆に含まれていないビタミンA、ビタミンCも含まれており、枝豆のたんぱく質にあるメチオニンはビタミンB1、ビタミンCとともにアルコールの分解を助け、肝機能の負担を和らげる効果があり、飲み過ぎや二日酔いを防止する働きがあります。(なるほどビールのおつまみに枝豆は理にかなっているわけです)。さらにえだまめには高血圧の原因となるナトリウム(塩分)の排出を助け、利尿作用を促すカリウムを多く含んでいます。体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果があります。夏バテの原因である食欲不振から来る栄養不足の解消にぜひえだまめをお勧めします。
今がまさしく旬の夏野菜、健康的にも優れている美味しい千葉・茨城産「えだまめ」をぜひこの機会にたくさんお召し上がりいただき、暑い夏を乗り切りましょう。

えだまめの種類

同じように見える枝豆も実は品種が多いのが特徴です。有名品種には奥原早生、白鳥や振袖など多種ありますが、大きくはサヤの表面にある産毛の色が白毛種と赤毛(黒毛)種に分かれ、一般的によく食べられているものは白毛種です。今は大粒で甘味に富んだ品種も人気で、とくに山形県の「だだちゃ豆」、新潟県の「茶豆」が有名です。茶豆とは外見は普通の枝豆ですが、莢の中の豆が茶色の薄皮を被っていることから呼ばれています。また丹波の黒豆を枝豆に改良した晩成種「たんくろう」は黒豆特有の芳香と甘さが美味しい贅沢な枝豆です。

美味しいえだまめの選び方

枝つきのえだまめは、鮮度が良く日持ちがするため、できるだけ枝つきのえだまめをお奨めします。枝つきの場合は枝の節と節の間隔が短く、莢が密生しているものを選びましょう。また莢の緑色が濃く鮮やかで莢がピンと張りしっかり中身が詰まっているもの、均等に豆が入っているものがよいでしょう。

えだまめの保存法

とにかく鮮度が重要なえだまめはできるだけ早めに食べることが重要です。生で保存したい場合はできるだけ低温で、また乾燥を避けて保存しましょう。長く保存したい場合は塩水で硬めに茹でてから冷ましたものをポリ袋などに入れ、冷凍して保存しましょう。

■販売担当者
蔬菜部 常務取締役
熊沢 晃

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