すいか(千葉)
- 品 名
- すいか
- 品種名
- すいか
- 産 地
- 千葉県 JA富里市
- 入荷時期
- 5月中旬~7月中旬
- 最盛期
- 6月中旬~6月下旬
担当者からのコメント
千葉県成田市の南に位置するすいかの名産地、JA富里市より5月から7月にかけ「すいか」が出回っています。
ここでは「紅大」と呼ばれるすいかが作られており、皇室にも献上されたことによりすいかの特産地としての地位を築き、今では生産高・出荷量ともに全国第二位を占めるまでとなりました。
同JAではトンネル・マルチ栽培による集約的整枝栽培と徹底した熟度管理により、中身を重視した西瓜栽培を行っています。
また消費者の求める安心・安全な農作物づくりと環境への負荷を減らした持続可能な農業への行動の一環として「もっと安心農産物」に取り組み、さらには消費者との交流も含めてさまざまなイベント(すいか祭り、ロードレース・すいかデーなど)も行っています。
一般的にはすいかは一つの株に2個以上成らせますが、同JAの紅大すいかは3本整枝一果採り(1個だけ)としています。分木の養分を1個に集中させるため、中身が充実された大玉で美味しいすいかに仕上がります。糖度が高いばかりでなく、シャリ感があって爽快な味わいがあり、さらに果肉の赤みの色上がりもよい西瓜となります。
さて、美味しいすいかの見分け方・選び方は、表面にツヤと張りがあるもの、指で弾くとコンコンと澄んだ音がするもの、また縞模様に乱れがなく、濃い緑色をしたものが良いでしょう。カットすいかの場合、赤い果肉と皮に近い部分との境目がぼやけているものは少し水っぽいことがあるようです。
初夏を迎え、そんな時季にピッタリの丸くて大きなからだに甘い果汁たっぷりの瑞々しい千葉産の「紅大すいか」を是非お召し上がりください。またJA富里市では小玉すいか(ラクビー西瓜など)も出荷していますので合わせてお召し上がりください。
※すいかに関する品種紹介や歴史、成分や効能など各種情報が満載の、すいかのホームページ(萩原農場/富研連盟全国協議会)をご覧ください。
すいかの栄養と効能
すいかの成分のうちその91%は水分です。しかし意外にもその栄養価は高く、また各種のアミノ酸も含まれています。
①腎臓をいたわるすいかの成分
腎臓の妙薬といわれているすいかは、カリウムやシトルリン、ピコリン、リン酸などの利尿を促す成分が豊富に含まれており、腎機能の衰えからくるむくみや尿毒症を改善する効果が期待できます。昔から保存用に果肉と果汁を5~6時間かけて煮詰める「すいか糖」が作られていました。
②種の栄養価にも注目!
ふつうは食べるときに捨ててしまうすいかの種、実はコレステロールの低下にも効果があるリノール酸を豊富に含んでいます。
きれいに洗って陰干ししたものをフライパンで軽く煎って塩をふるとナッツ感覚で食べられます。
③ビタミンCを有効に摂る作用
すいかの糖分は還元糖でビタミンCの酸化や破壊を防ぐ力があります。
野菜サラダにすいかを加えたり、ジュースにしてみたりとか、すいかを使ったいろいろな料理、デザートでヘルシーな食習慣を作ってみませんか。
※JA富里市のすいかについて詳しく知りたい方はJA富里市のホームページをご覧ください。
■販売担当者
果実第二部 副部長
長瀬 尚信