川中島白桃・ゆうぞら・さくら白桃(福島)
- 品 名
- もも
- 品種名
- 川中島白桃・ゆうぞら・幸茜・さくら白桃
- 産 地
- 福島県 JAふくしま未来など
- 入荷時期
- 8月下旬~9月上旬(川中島白桃)
8月下旬~9月上旬(ゆうぞら)
9月上旬~9月中旬(幸茜・さくら白桃)
- 最盛期
- 9月上旬
担当者からのコメント
全国の桃の生産量において山梨県に次ぐ第二位の福島県はJAふくしま未来より、桃の晩生種「川中島白桃・ゆうぞら桃」が順調に出回っており、本月上旬からは終盤品種「伊達、さくら白桃」なども入荷される予定です。
市町村単位では日本一を誇る福島市の桃は吾妻山の麓、福島盆地の寒暖の差の激しい気候や肥沃な土壌で丹精に育まれました。
JAでは安全で安心な桃を育てるために性フェロモンを使い、農薬(殺虫剤)の使用量を従来の半分に削減し、さらに「おいしさの粒ぞろい」をキャッチフレーズに光センサー選果機で選果をしますので甘さと美味しさは保障つきです。とくにJAふくしま未来・伊達地区では農薬適正使用の指導・監視業務分野で全国初の国際認証規格「ISO9001 2000年版」を平成15年に取得し、安全・安心な農産物を提供しており、皇室にも毎年桃を献上しているJAです。
川中島白桃、ゆうぞら桃は本月上旬まで、福島県産桃の終盤を飾る伊達白桃は中旬まで出回ります。
川中島白桃、さくら白桃は大玉の品種で、肉質がしっかりして甘味が強く、ジューシーで香りがよく、食味が良好で日持ちのよい大変人気のある桃です。ゆうぞら桃は国立果樹研究所が白桃×あかつきを交配育成した晩生種の優良品種で、果肉はあかつきに似てち密で多汁、甘みが強くなめらから感じの食味が良く、桃品種の中で最上の食味をもつ桃と言われています。
桃は古代中国で「長寿の実」「仙果」と呼ばれていたように長寿の功があるといわれるヘルシーな果物です。種は「桃仁」と呼ばれ、血液の循環を良くする漢方薬にもなっております。桃は水分が豊富で糖分や多種多様なミネラルをバランスよく含んでいるため、疲労回復や夏バテ防止に効果的です。また桃にはカリウムや食物繊維(ペクチン)が多く含まれており、血液中のコレステロールを減らして動脈硬化を防ぐ働きや腸の働きを活発にし、便秘解消にも効果があります。桃の葉には湿疹や虫刺されにも効く成分や、鎮静作用がある成分も含まれていますので最近では入浴剤にも利用されているようです。さらに桃は体を冷やすことなく、寝汗を止める作用もあるといわれていますので、残暑のこの時季にぴったりの果実といえます。
上品な甘さとしたたる果汁、自信をもってお奨めする旬の味覚、福島産ももの最終を飾る「川中島白桃・ゆうぞら桃・幸茜・さくら白桃」を是非お召し上がりください。
※旬の食材百科さんのホームページでは、桃の品種、生産量など桃についていろいろな情報が記載されていますので下記の部分をクリックしてぜひご覧ください。
旬の食材百科 桃のホームページ
美味しい桃の選び方
形がよく整っていて皮に傷のないもの。
白鳳などの白肉種は薄紅色になったころが食べ頃で成熟すると黄色味を帯びてきます。
桃の保存法
桃は冷やしすぎると風味が落ちますので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるとおいしくいただけます。
長時間入れておく場合は一つずつ紙に包み、箱などに入れて冷気に直接触れないようにしてください。
桃の新しい食べ方
桃の食べる際、皮がむきづらく、皮をむいたり丸かじりすると、果汁で手や口がベトベトするのでいやだという方がよくいますね。そのような方はぜひ必見!。じょ~ずな桃のむき方というページでいろいろな方法を紹介していますので是非ご覧ください。
じょ~ずな桃のむき方のホームページ(ここをクリック)
ほかの地域にはない福島の桃の特徴
福島の桃は果実に袋をかけない無袋栽培が中心。他の地域では外観を良くするなどの理由で桃に袋をかけますが、福島では太陽の光をたっぷり当てて真っ赤にし、色と味のよい桃に育てています。さらに色や大きさだけでなく、見た目では分からない味を調べるため、選果に光センサーを採用。糖度を基準に選別した桃を出荷しています。
福島の代表品種となっている「あかつき」ですが、もともとは小玉の品種。福島ではその味の良さを認め、いち早く栽培に取り組み、今のような大きさ・色・味ともに見事な桃をつくり上げました。
福島の生産者達の味へのこだわりが感じられますね。
■販売担当者
果実第一部 副部長
八巻 卓栄