甲斐路ぶどう(山梨)
- 品 名
- ぶどう
- 品種名
- 甲斐路
- 産 地
- 山梨県 JAフルーツ山梨、こま野、
ふえふき、甲府 など
- 入荷時期
- 9月上旬~11月下旬
- 最盛期
- 9月~10月
- 出荷形態
- 5㎏バラ・2㎏化粧箱・パック詰
担当者からのコメント
ぶどう生産量日本一の産地・山梨県より、赤い宝石、赤いマスカットとも言われる赤系品種の定番「甲斐路ぶどう」が出回っています。
甲斐路ぶどうは山梨県を代表する高級品種で、フレームトーケーにネオマスカットを交配して作られたぶどうで、その名のとおり山梨県で生まれた美味しい品種です。鮮やかな紅色、細長い形の粒で甘みが強く、酸味の少ない上品なマスカットの香りのするぶどうです。また日持ちのよいという特徴もあります。
さて、甲斐路ぶどうをお召し上がりになるときは皮の内側の甘い果汁をしっかりとご堪能ください。噛み締めるように食することをお勧めします。他品種にくらべ美味しさが違います。
ぶどうにはブドウ糖、果糖をはじめ、カテキン・タンニン・アントシアニンなど多くのポリフェノールが豊富に含まれており、さまざまな効能が期待できます。ぶどうは体内への吸収が早く、速効性のあるブドウ糖や果糖が主成分なので、疲労回復効果がひじょうに大きく、カテキンは悪玉コレステロールの生成を抑制し、動脈硬化を抑制、善玉菌を成長させる整腸効果があります。またタンニンは止血作用、抗酸化作用、虫歯の抑制、発ガン抑制などに効果があるといわれており、アントシアニンは活性酸素の生成の抑制や血液浄化血圧抑制効果などが期待できます。さらにぶどうには鉄分やナトリウム、カルシウムなどのビタミン類も豊富に含んでいます。
ますますぶどうが美味しくなるこの時季、今が旬の日本一のぶどうの郷・山梨産の「甲斐路ぶどう」をたくさんご賞味ください。かならずや皆様がご満足できるぶどうだと確信しております。
産地からの出荷形態は5㎏バラ・2㎏箱・パック詰・化粧箱など多種ありますので用途に合わせてご利用ください。またお客様の接待、ご贈答などにも是非お奨めしたい一品です。
ぶどうの歴史
ぶどうの歴史は古く、紀元前4000年~5000年頃にはワインが作られていたという記録があり、紀元前から広く栽培されていました。今でも世界で最も生産量が多い果実のひとつと言われています。
日本でのぶどうの栽培は甲州ぶどうがその始まりと言われ、718年行基が甲州(山梨)勝沼の大善寺に伝えたという説と1186年に勝沼に住む雨宮勘解由という人物が見つけたという説があります。
江戸時代を通して徐々にぶどう栽培は広がっていきましたが、現在のように盛んとなったきっかけは明治初期に欧州と米国から新しい品種が輸入されたことによります。(欧州種は風土が合いませんでしたが、米国種(デラウェアやキャンベル種)は日本の温暖・湿潤な気候が合い、栽培が盛んになりました。)
ぶどうの保存法
ぶどうは低い温度(0~3℃がベスト)で高い湿度(90%がベスト)ほど品質の変化が小さく、長く保存できます。しかし、凍らせたり、湿度が高すぎたりすると品質が悪くなるので注意が必要です。
家庭では冷蔵庫の野菜室で保存するのがよいでしょう。
■販売担当者
取締役 果実第一部 部長
岩谷 仁志