サンふじりんご(青森)
- 品 名
- りんご
- 品種名
- サンふじ
- 産 地
- 青森県 JAつがる弘前、JA相馬村 など
- 入荷時期
- 前年12月下旬~本年3月下旬
- 最盛期
- 1月~2月
担当者からのコメント
りんごの王様「サンふじ」が、JAつがる弘前はじめ青森県内各JAより出回っています。
青森県では日本で生産されるりんごの約55%(平成16年)を占め、生産量日本一であり、さらに2001年には品種別生産量で世界一となりました。
ふじは国光とデリシャスの交配種で、昭和37年当時、青森県藤崎市の園芸試験東北支場(現在農水省果樹試験場)で生まれ、品種名は藤崎市にちなんで名づけられたそうです。
ふじは特に食味(甘味と酸味のバランスに優れてる)がよく、また果肉の果汁が多く適度な硬さもあり、完熟すると果肉に蜜が入り、一層美味しくなります。また日持ちのよさでも人気が高く、日本のりんご生産量の50%以上を占めている大人気品種です。
さて産地では、収穫作業は終了。サンふじの普通冷蔵物の出荷となります。台風による被害(スレ・キズ果など)や、夏の高温の影響などで生産量は当初見込みを下回り、貯蔵量も少なく入荷前年比減の見込み。数量減の中、価格については引合いも強いことから前年よりやや高値で推移するでしょう。
昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とも言われるように、りんごには動脈硬化、糖尿病、大腸がん、高血圧など生活習慣病の予防に効果がある食物繊維やカリウムが多く含まれているので毎日1~2個のりんごを食べるのが理想的です。
今まさに本格的にりんごの美味しい時季です。太陽をいっぱい浴びて健康的にも優れた美味しい旬の青森産「サンふじりんご」を是非たくさんお召し上がりください。
サンふじのサンとは?
ふじりんごに袋をかけずに育てた無袋栽培のことで、太陽の恵みいっぱいに育ち、有袋より甘味、香り、栄養に優れています。
りんごの蜜はなぜ入るの?
りんごの肥大期に、寒さなどのストレスによって、果実を作る養分(ソルビトール)が果糖、しょ糖などに分解されずに細胞と細胞の間に溜まり、これに水分が引き寄せられて蜜が出来ます。(りんごの蜜は完熟の証になっています。ただし全ての品種に蜜が入ると思われがちですが品種により差があります。)
●りんごに関して生育過程や流通過程、りんごの効能などについて詳しく知りたい方は
JAつがる弘前のホームページを是非ご覧ください。
■販売担当者
果実第二部 次長
猪狩 直也