ぽんかん(大分)
- 品 名
- ぽんかん
- 品種名
- ぽんかん
- 産 地
- 大分県 JAおおいた きつき柑橘
- 入荷時期
- 前年12月中旬~本年2月下旬
- 最盛期
- 1月上旬~2月上旬
担当者からのコメント
大分県おおいた中央柑橘連より、南国瀬戸内の光をいっぱい浴びた格別の味「ぽんかん」が本格的に出回っています。
ぽんかんの原産地はインドスンダラ地方といわれ、その後明治29年に中国・台湾を経て伝わったと言われています。またぽんかんの名の由来は原産であるインド西部の都市ポーナ(Poona)の「ポン」から、「カン」は柑橘の「柑」のようです。
ぽんかんはたんかんやデコポンなどの新種の柑橘類の掛け合わせの元ともなっている果物で、果汁が多く、鮮やかなオレンジ色で香り高いのが特徴です。また糖度も高く、皮がむきやすく、果肉を包む袋は柔らかくそのまま食べられるのも人気の秘密です。
ぽんかんは他の柑橘類と同様にビタミンCやビタミンA、ビタミンPなどを多く含んでおり、豊富なビタミン類が活性酸素を退治し、健康な体を保つのに役立ちます。また実の部分だけでなく袋(じょうのう)に含まれているカロチノイドは、腸の中でビタミンAに変わり、骨や歯の発達に有効とされ、食物繊維も多く含まれています。ぽんかんの袋は簡単に分けられ、食べやすいので健康のためにも丸ごと食べることをお薦めします。
現在は4㎏化粧箱が入荷されており、1月中旬ころからは10㎏箱も入荷されます。
みかんに飽きた方にも、冬季のデザートとして最適な甘みや香気が強い南国の味、東洋のベストオレンジとも言われる美味しい大分産「ぽんかん」はいかがでしょうか。
ぽんかんの種類
ぽんかんは果実の形で大きく2つの系統に分けられます。まず果実が角張った球形をしている腰高の高梢(こうしょう)系。これは豊産性で大きな果実がなり、果皮は甘味に富んで、酸が少なく芳香があり、風味が優れています。もうひとつは果形がみかんのような扁平な低梢(ていしょう)系。大きさはやや小ぶりながらも甘さの濃い種類です。
ぽんかんの保存法など
皮の橙色が濃く、持ってみて重量感のあるものを選びましょう。
柑橘類は収穫後、皮の水分をとばし味を落ちつかせる”予措(よそう)”という期間を設けているため、外観が少々しなびた感じでも特に問題はありません。
温度や湿度の高い場所は避け、冷蔵庫を使わず低温の適湿なところで保存しましょう。
■販売担当者
取締役 果実第一部 部長
岩谷 仁志